こんばんは!
FINAL 4から一週間以上が過ぎましたが未だに余韻を引きずっています、、、、。
そして今日はいよいよ、
#FINAL4 2019を観に行って帰ってくるまで PART 4(最終章)!!
過去の記事は上記からご覧ください。
そして最終章の今日は、、、
1.時系列で追う FINAL 4
2.個人的な感想と次のアクション
3.会場演出や会場内など一部動画公開
の3本立てで行きたいと思います。
あくまでこれらには、素人の個人の感想も含まれています。
どこまでの温度や湿度で書いたら良いのか非常に悩みましたが、少しでも読んでくださった方やその周りの関わる方々にハンドボールを知って、もっと好きになってほしいという思いで書かせていただきます。
まず、1.時系列で追う FINAL 4
試合前
まずチケットの販売は前回も書かせていただいた通り、FINAL4当日の会場内と翌日のオンラインチケットの販売のみ。
つまり日本での購入は翌日のオンラインでの購入のみになります。
データはありませんが、おそらくその年に観に行き、会場でチケットを購入し、また来年も来るというファンのシェアが高いのではないかなと感じます。
そしてFINAL 4が近づいてくると各SNSやYOUTUBE、ehf.comにて各出場チームの情報や動画、選手の表情など多くの情報が発信されます。
また現地では、テレビや新聞などメディアの広告も出ているようです。
そのような形で、人々との接点を多くし当日まで気持ちを盛り上げてくれます。
当日(会場まで)
会場はドイツのケルンという街でした。
ケルンの中央駅からは徒歩で20-30分程かかりますが、もっとも近い駅は10分程度です。
前日の夜からケルンの街にはサポーターがユニフォームを着てケルシュ(ケルンのビール)を飲んでいました。
2日目には、会場に行くまでの広場で応援の合唱も行なっていました。
会場へ向かうファンはもちろん、観光客も立ち止まり写真や動画を撮り、SNSにアップしていました。
そのSNSを観たその周りの人たちは来年行きたいとなり、行っている人にチケットをお願いするかもしれません。
当日(会場到着)
会場は荷物検査をしてチケットをみせ、入場した後も試合1時間半まではアリーナには入ることはできません。
なので、ファンは飲食を楽しんだり、ステージのまで踊ったり、スポンサー企業が出すコンテンツで遊んだりして開場まで過ごします。今回はドイツのチームがなく、各チームのグッズは一切ありませんでしたが、その年によってはグッズも販売されているようです。
当日(アリーナ開場、試合開始)
アリーナ内でもスポンサー企業が用意する様々なコンテンツが通路にありました。
中でも興味深かったのはSELECT社のブース。
SELECT社はCLにも使用されるボールを作っている会社なのですが、ブースには様々なボールが置かれる中
松ヤニのいらないボール 「マキシ グリップ」が割と強めに押し出され、展示されていました。
このボールは汚れない松ヤニボールとして弊社でもかなり売れた商品なのですが、SELECT社としてもハンドボールを世界中で広めるための重要な商品なのかなと感じました。
また自分の席には、パンフレットと折りたためるハリセンが各1つずつ置いてあります。
試合開始数分前に演出が始まります。FINAL 4は準決勝と決勝の計4試合あるのですが、全ての試合の前演出があり、全て違う演出でした。
当然、映像や照明、役者の動きなど全て違い、ここにはすごくお金を感じました。笑
当日(試合中、ハーフタイム、試合終了)
試合中はサポーターの応援に合わせてハリセンを叩きます。
基本的には自チームのオフェンス時の応援が多く、ディフェンス時はブーイングをしている時が多かったです。
また日本で観たことないなぁと個人的に感じたシーンはモップ時や7mスローの前などちょっとした時間帯での運営が主導となって会場を一つにするための音楽です。音楽に合わせて、ハリセンを使ったり歌ったりします。これもバリエーションはとても多く2日間で40種類ほどあったような気がします。
ハーフタイムはこれまたスポンサーのためのコンテンツであろう、洗濯機にボールを入れるというコーナーや来年のチケットがGETできるスピードコンテストが行われていました。
その他、メジャーリーグでよく見るような、会場のカップルにカメラを向け、キスさせるというプチコーナーもいくつかありました。
ハンドボールの場合、30分ほぼ止まる事無いのでハーフタイムは多くのファンがトイレに行っていました。
叔父様方はビールの飲み過ぎですねきっと。
当日(試合観戦後)
試合が終わると駅に向かって帰る間には多くの飲食店にサポーターがいます。
おそらく、会場に入れなかったサポーターも外のスポーツバーなどで観戦していたのではないかと思います。
そして、必ずと言っていいほど勝ったチームのサポーターが歌ったり踊ったりしておりハッピーおじさんが絡んできます。
このハッピーおじさんは会場内にも多数おり、基本的にはお尻ダンスが得意です。
このハッピーおじさんは個人的には盛り上げる為に、とても大きな役割を与えているのではないかと感じました。
続いて 2.個人的な感想と次のアクション
個人的にですが今回のFINAL 4で最も大切に感じたことは3つ。
・興業性
・SNS
・ハードルの高さ
でした。
興行性ですが、スポンサー企業の為のコンテンツやイベントが多い多い。
当然これだけの会場で演出を行う為、それらを継続させる為にはお金が必要です。
それをする為にはチケットだけでなく、各スポンサーの獲得、そしてそのスポンサーにとっても良い広告にならなければなりません。素人ながら、そう感じました。
また収益を得るためにいくつかの仕掛けもありました。
次にSNS。
SNSはある程度無料且つ、アクティブなユーザーに届けやすい広告です。
会場内に写真撮影のライトがあったり、情報が随時更新されていたりされていました。
またタグをつけると会場の画面にコメントが表示されるようなイベントがあったりとファンとの距離を埋め自らが参加しているような仕組みも感じました。
最後にハードルの高さ。
今回の会場では正直、ハンドボール初心者の為の仕組みは感じませんでした。
ハンドボールを初めて観に行った人にルール説明をしたりすることは一切ないです。
今回、あやふやな場面でVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)もあったのですが審判が説明をすることなく、ビデオで確認して結果のみを審判が告げるというような形でした。
ヨーロッパではハンドボールが盛んだということや、文化として根付いているということもあるでしょうが、やはりハンドボールを知っている人がくるという雰囲気を感じました。
勿論、ハンドボール知らない人が観に行っていないとかそういうことではありませんが、ハードルは下げすぎていない印象でした。
総評として僕が感じた今できる次へのアクションは、、、。
「ハンドボールを好きな人にハンドボールを好きになってもらい、
スポーツを好きな人にハンドボールを好きなってもらう」
ということと、
「ハッピーおじさんを日本に輸入する」
でした。
弊社の理念の一つに「ハンドボールを文化にする」というミッションがあります。
今回のFNAL 4ではハンドボールファンの新規獲得、というより
ハンドボールファンをハンドボールファンでいさせる努力を感じました。
ハンドボールファンでない人が突然ハンドボールファンになるのは本当に稀だと思います。
まずは、減っていくハンドボールファンを少なくし、スポーツファンをハンドボールファンに多く引き込んでいく事が大切かなと感じました。
そしてハッピーおじさんは雰囲気を良くします。
困っている人にはすぐに声をかけ、ガハガハ笑い、勝ったらハイタッチを半強制的にさせられます。
これはファンにとって面白く、思い出になります。
ハッピーおじさんを輸入し、会場に設置すればそれだけで、盛り上がりが数段変わると思いました。
あくまでこれらは個人の意見なので、どちらかに寄っていたり、全くわかっていないという内容もあると思います。
なので、是非、行ったことないかたは会場に行って観てきて感想を教えてください。
行った事がある方は是非、色々お話できればと思います。
大好きな大好きなハンドボールに関わる人たちがハンドボールを通して幸せになってくれることを願うばかりです。
以上、#FINAL4 2019を観に行って帰ってくるまで でした!
ここまで長々と読んでいただき、ありがとうございました!
もっとお話が聞きたいかたは、melis Japan代官山店までいらしてください。笑