【彗星JAPANの現在地/オセアニアのビーチ化/IHFガバナンス動向】
1. 彗星JAPAN:世界切符は確保も「喜べない4位」という評価
男子日本代表「彗星JAPAN」は、第22回男子アジア選手権を4位で終え、2027年男子世界選手権(ドイツ)の出場権を獲得しました。しかし、日本メディアの論調は手放しの称賛ではありません。
Livedoorニュースは「喜べぬ世界切符…」という見出しで、メダルに届かなかったことや、試合終盤の勝ち切り方に課題が残ったことを指摘。9月に愛知・名古屋で開催されるアジア大会に向けて、「ここからどこまで修正できるか」が問われる大会だったと総括しています。
ソース:
https://news.livedoor.com/topics/detail/30490584/
2. アジア選手権3位決定戦:クウェートに32–33で惜敗
ハンドボール専門メディアのスポーツイベント・ハンドボール(pen-and)は、日本が3位決定戦でクウェートに32–33で敗れた試合を詳細にレポートしています。
記事によると、日本は前半を16–19で折り返し、後半に追い上げたものの1点届かず。大会全体では、バーレーンが決勝でカタールを延長の末29–26で下して初優勝。カタールの大会7連覇を止めました。
日本からは右バックの渡部仁、ピヴォットの市原宗弥がベスト7に選出されるなど、個人としては高い評価を受けた選手も多く、杉岡尚樹、中田航太、田中大介らの得点効率もデータで細かく掲載されています。結果として世界選手権出場権は確保したものの、「アジアの覇権争い」という観点では、バーレーン/カタール/クウェートとの差をどう詰めていくのかが、今後のテーマとなりそうです。
ソース:
https://sports.pen-and.co.jp/handball-ahf2026-semifinal/
3. クック諸島でビーチハンドボールが着実に“地元競技化”
一方で、世界に目を向けると、オセアニア地域でのビーチハンドボールの動きが加速しています。
IHFは「2026 Cook Islands Beach Games continues development of beach handball in Oceania nation」という記事で、クック諸島で行われた「2026 Cook Islands Beach Games」の様子を伝えています。
1月12〜17日の大会のうち、ビーチハンドボールは14〜15日にニカオ・ビーチコートで開催され、男女各5チームが参加。最終的に、男子・女子ともクック諸島代表が優勝しました。
クック諸島ハンドボール連盟のマキロア・ミッチェル=ジョン会長は、「我々は実際に地面レベルで開発を進めている。IHFやOCHFの支援のおかげで、ここまで来ることができた」とコメント。ユースカテゴリやマスターズカテゴリの新設、会場アップグレードなど、今後の拡張構想も示しています。
4. 2026オセアニア・ビーチハンドボール選手権、クライストチャーチで開催
関連して、ニュージーランドのクライストチャーチでは、2026年オセアニア・ビーチハンドボール選手権(OCHF男子・女子)が2月6〜8日に開催されます。
会場はパイオニア・スタジアムのサンドコートで、ニュージーランド、クック諸島、キリバス、オーストラリアが男女とも参加予定。優勝チームは、2026年にクロアチア・ザグレブで行われるIHF男子・女子ビーチハンドボール世界選手権の出場権を獲得します。
オーストラリア女子は、2012年以降6大会連続で世界選手権に出場しており、7大会連続の切符獲得がかかっています。男子も2010年以降ほぼ毎回世界選手権に出場しており、地域の「絶対王者」という位置づけ。一方で、クック諸島とキリバスはシニア世界選手権初出場を狙っており、ユース世界選手権経験者のエリ・トプイらがキープレーヤーとして注目されています。
5. IHF評議会、ロシア/ベラルーシのユース復帰問題を審議へ
最後に、競技運営・ガバナンス面のニュースです。
BelTAは、IHF事務総長アマル・カリファ氏の書簡内容として、IHF評議会が2月27日にロシア/ベラルーシのユース代表チームの国際大会復帰を審議すると報じています。
IOCの勧告を受け、IHFはすでにU16女子世界選手権に「中立チーム」として参加する道を開いていますが、今回の審議では「より高い年代カテゴリー」や「国旗・国歌付きでの参加」まで踏み込むかどうかが争点となります。
ヨーロッパのクラブ/代表大会にも大きく影響しうるテーマであり、EHF会長ミヒャエル・ヴィーダラー氏や各国協会のスタンスも含め、2月末の決定が注目されます。