SVリーグ女子は、2024年秋にスタートした日本のトップレベル女子バレーボールリーグで、「世界最高峰のリーグを目指す」ことをコンセプトに再編されたセミプロリーグです。
概要・特徴
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2023/24シーズンまでのV.LEAGUEを再編成し、SVリーグとして男女それぞれ新設されました。
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大同生命が冠スポンサーとなり「大同生命SVリーグ」として運営。
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女子リーグは全国のクラブが参加し、ホーム&アウェー方式で年間44試合が行われます。
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レギュラーシーズン上位8クラブがチャンピオンシップ進出し、プレーオフで優勝を争います。
参加チーム(2025-26シーズン一例)
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大阪マーヴェラス
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ヴィクトリーナ姫路
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NECレッドロケッツ川崎
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埼玉上尾メディックス
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KUROBEアクアフェアリーズ
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PFUブルーキャッツ石川かほく
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岡山シーガルズ
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SAGA久光スプリングス
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クインシーズ刈谷
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東レアローズ滋賀
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アランマーレ山形
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デンソーエアリービーズ
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Astemoリヴァーレ茨城
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群馬グリーンウイングス
試合・配信情報
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公式戦のライブ配信はJ SPORTSオンデマンドやAbemaなどで視聴可能。
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試合日程や最新ニュースは公式サイトで更新されています。
今後の展望
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2026-27シーズン以降はプロ化や外国人枠拡大、カンファレンス制導入を予定。
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SVライセンス制により、競技団体や運営面の強化を図っています。
SVリーグ女子は日本のバレーボール新時代をリードするリーグとして注目されています。
SVリーグ女子2025-26シーズンの注目選手は、昨季の活躍組と移籍組、そして日本代表メンバーが中心となっています。
注目選手
ベテラン・実力派選手
**林琴奈(大阪マーヴェラス)**は、2024-25シーズンの初代MVP受賞者で、ディフェンディングチャンピオンのエースとして今季も活躍が期待されています。
**山田二千華(NECレッドロケッツ川崎)**は、日本代表ミドルブロッカーでキャプテンを務める攻撃的なプレーヤーです。
**黒後愛(埼玉上尾メディックス)と和田由紀子(NECレッドロケッツ川崎)**も日本代表選手として注目されています。
最優秀新人賞受賞者
**佐藤淑乃(NECレッドロケッツ川崎)**は、昨シーズン最優秀新人賞を受賞し、日本人最多得点を記録したブレイクスルー選手です。レギュラーラウンド44試合とチャンピオンシップ7試合の全51試合に出場し、総得点で全体3位という圧倒的な成績を残しました。
注目の移籍選手
蓑輪幸は、リーグきってのミドルブロッカーとして大阪MVから移籍加入し、新チームでの活躍が期待されています。
**野中瑠衣(ヴィクトリーナ姫路)**は、茨城から移籍し、開幕戦で17得点をマークして勝利に貢献しました。
期待のルーキー
イェーモン ミャや柳千嘉といった期待のルーキーも今季加入し、チームの選手層を厚くしています。
これらの選手たちが、世界最高峰を目指すSVリーグ女子の競技レベルを引き上げています。
昨季のMVPとその活躍
SVリーグ女子2024-25シーズンの初代レギュラーシーズンMVPは、大阪マーヴェラスの林琴奈(25歳)が受賞しました。
MVP受賞と主要な成績
林琴奈はレギュラーシーズン全44試合に出場し、攻守の要として大阪マーヴェラスを初代王者に導きました。チームはレギュラーシーズンで37勝7敗、112ポイントで1位となり、そのままチャンピオンシップ優勝も果たしました。
個人成績では、51試合(レギュラーシーズン44試合+チャンピオンシップ7試合)に出場し、総得点550点、スパイク決定率38.8%、ブロック78本、サーブ21本を記録しました。
複数の個人賞を受賞
林琴奈はMVPに加え、全ポジションを通して優れたレシーバーに送られる「ベストレシーブ賞」も同時受賞しました。これは攻撃だけでなく守備面でもチームに貢献したことを示しています。
代表経験と今後の展望
林琴奈は金蘭会中学・高校時代から全国大会優勝を経験し、パリ2024オリンピックにも日本代表として出場した経歴を持つトップアスリートです。MVPを受賞した際は「本当にうれしい。もっと頑張っていかないといけないという気持ちになった」とコメントし、向上心を示しました。
2025-26シーズンに向けた取材会では「昨年の結果に満足せず、全員で成長を続けたい」と語り、連覇への意気込みを見せています。
SVリーグ初代王者のエースとして、林琴奈の今後の活躍が注目されています。