ハンドボール日本代表紹介 #13 勝連智恵(オムロン)

勝連智恵
勝連智恵

#13 勝連智恵(オムロン)

・とにかく勝負強い!
 数字で見ると、パッとしない。身長は160㎝に満たないし、シュート率は国内でもあまり高くない。「日本の標準的な左サイド(LW)」のスペックだが、数字に表れない勝負強さを持っている。ウルリック・キルケリー監督体制で最初のアジア選手権(2017年)では、準決勝の中国戦の後半28分に同点シュートを決めて、6点差を逆転する原動力になった。所属のオムロンでも、大事な場面で1本決めるだけでなく、予想もしないところでサイドからの回り込みを決めるなど、要所でいい働きを見せている。

宣真高からオムロンに入ってすぐの段階で、当時の黄慶泳ヘッドコーチ(元日本代表監督)が「オリ(勝連のコートネーム)は何かを持っている」と、勝連を抜擢した。オムロンと女子日本代表を強くした黄監督の確かな目があったから、現在の勝連がある。雄弁なタイプではないが、戦術理解や試合の流れを読む力は一級品。1年前のアジア選手権では、途中出場から逆スピンシュートを決めて、熊本のファンを沸かせた。小さな体でも、度胸の良さはワールドクラス。

黒髪で小柄で童顔。外国人が持っている「日本の女の子」のイメージと合致するせいか、国際映像だとベンチで喜ぶ勝連の姿がよく映る。年季を積んで、ベテランの域に達しようとしているが、ベンチでもコートでも全力を尽くす姿はいつまでも若々しい。おそらく今回の世界選手権でも「日本らしさの象徴」として、何度も映し出されるだろう。

見てほしいのはもちろん、角度のないところからの逆スピンシュート。ワンバウンドしたボールが急激に角度を変えて、大きなGKを翻弄する。途中出場の1/1で、チームを落ち着かせてくれる選手。今大会はセンター(CB)に守備力のある#25大山真奈が入るのも、小柄な勝連にとって「追い風」になるだろう。

久保弘毅

ハンドボール日本代表紹介 #12 板野陽(イズミメイプルレッズ)

板野陽
板野陽

#12 板野陽(イズミメイプルレッズ)

・おりひめが誇る軟体動物
 とにかく体が柔らかい。柔軟体操をしている板野の姿を一度見たら、間違いなく衝撃を受ける。長い手足を広げて、ペタンと床に体を着ける。GKは柔軟性が必要なポジションだが、ここまで柔らかい選手はそうはいない。試合の直前でも、ゴール付近で入念なストレッチをする板野の姿がよく見られる。自他共に認める「軟体動物」の凄みを、試合前からその目で確かめてほしい。

 驚異的な柔軟性をキーピングにどう生かすか。ここ1年ほどで答えが明確になってきた。以前は、長い手足がぐにゃぐにゃと伸びて、「なんだか美しくないけど、よく止める」GKだった。たとえは悪いが、生ダコをボールにぶつけるような捕り方だった。それがアントニオ・パレツキGKコーチの指導で、柔らかすぎた体に一本芯が通った。まず、小刻みに足を動かすトラッキングのキレが違ってきた。早く、細かく、鋭く動けるから、すぐに次の場所に移動できる。早めの位置取りでシューターを見る時間を作ったら、ダイナミックにボールに飛びつく。体の軸がしっかりしているので、長い手足がスパッと伸びる。下のボールへのスライディングは「こんなに瞬発力のある子だったっけ!」と思うくらい、この1年で見違えるほど良くなった。国内でも安定した阻止率を残し、信頼度が高まった。

 正GKは#30亀谷さくらで決まりだが、第2GKの板野の出番も多くなりそう。亀谷が不発の日にサッと出てきて、長い手足でシュートを止めてくれたら、チームが落ち着く。世界選手権の水準レベルである「阻止率33%」を期待してもいい段階に達していると思われる。来年の東京五輪やその先を見据えて、今回の世界選手権を「ワールドクラスのGKになるための第一歩」と位置づけてくれたら。

久保弘毅

へぇ!新しい発見

・こんにちは、スタッフの星野です。
 
今朝はTVで全英オープンバドミントン混合ダブルスで初優勝、世界バドミントン(スイス・バーゼル)で史上初の銅メダルを獲得した、世界ランク3位の渡辺勇大、東野有紗ペアの話題を見ました。
お二人のバドミントンシューズはお揃いだったり、カラーを揃えたりはしていないようでした。
 
何試合かお二人のプレーが流れたのですがその時々、バドミントンシューズも変えられていらっしゃいました。ダブルスだとバドミントンシューズも同じカラーのものにされるペアも多い気がしていたので新しい発見でした。
 
この番組では渡辺さん、東野さんということで「ワタガシペア」と呼んでいましたが、ワタガシペアの強さの秘訣について解説されていました。混合ダブルスでは普通、女性が前、男性が後ろを守るプレースタイルですがワタガシペアは逆でプレーするところに強みがあるそうです。私は出勤のため最後まで番組を見れず、詳しい理由を知ることができませんでしたが、こちらも新しい発見でした。

人と靴の関係性がより理解され重要視される世の中に

・こんにちは、スタッフの星野です。
今日もまたTV番組を見たときのお話しです。
 
先日「ガイアの夜明け」で靴の特集をしていました。とある百貨店では足の形を面白そうな機械を使って計測、その情報からその人にあった靴がたくさんタブレット画面に現れ、店員の方がいろいろ説明してくれます。
その他にもやはり足の形を詳細に計測して、その人に合ったインソールを作ることができたり、、正直、百貨店でこのようなサービスがあるとは全く知りませんでした。とてもよい取組ですね。
 
そして中でも私が注目したのはランニングシューズ「瞬足」でお馴染みの「アキレス社」の開発について取り上げている箇所でした。素材メーカーである強みを生かし、【疲れにくい】靴を開発されています。40代から上の世代をターゲットにしているそうで、私もぜひアキレスのランニングシューズを履いてみたいと思いました。
ランニングシューズもそうですが、この番組を見て、靴にお金をかける人が多いのだと改めて感じ、靴が人間に与える影響の大きさを実感しました。