おりひめジャパン代表合宿

おりひめジャパン代表合宿

 11月15日に東京のナショナルトレーニングセンターで、ハンドボール女子日本代表(おりひめジャパン)の公開練習と記者会見が行われました。30日から始まる熊本でのアジア選手権を前に、くまもんが応援に駆けつけるなど、注目度の高い公開練習になりました。

おりひめジャパン
おりひめジャパン

 練習終わりのストレッチに乱入するくまもん。選手1人ひとりとハイタッチをして、コミュニケーションを取っていました。

くまモン
くまモン

 今回のアジア選手権は、1年後の熊本世界選手権のプレ大会でもあります。世界選手権のポスターも完成しました。なかなかオシャレで、気の利いたフレーズが入っています。左のポスターには「誰がゴリひめじゃい?」の文字が。ちなみに二の腕のモデルは、GGS(ゴリゴリシスターズ)のリーダー・多田仁美(三重)という奇跡の一致。GGSの「おりひめジャパンをゴリひめジャパンにしたい」との野望が、一歩前進しました。「誰がゴリひめじゃい?」「私だよ!」

くまモン
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 「お手てでつなぐ希望。」の方は、モデルが横嶋彩(北國銀行)。証拠写真はこちら。

おりひめジャパン
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 記者会見では、ウルリック・キルケリー監督が「この1年でいい準備ができた。どこが相手でも勝って、アジアのチャンピオンになりたい」と、アジア選手権への抱負を語りました。就任当初の「我々には経験が必要だ」と繰り返していた頃とは、自信の程が違います。オーソドックスな6:0DFに、栗山雅倫前監督から受け継いだオープンDF、さらにはもう一種類の計3つのDFシステムが、おりひめジャパンのストロングポイントです。

おりひめジャパン
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 キャプテンの原希美(三重)のスピーチ。彼女のしゃべりには、いつも感心させられます。入りの「こんにちは」から柔らかなトーンで、自分の思いを伝えてくれます。口先だけの「感謝の気持ち」ではなく、自分の言葉で話しかけてくるから、彼女の言う「感謝の気持ち」は、ストンと腹に落ちるのです。

おりひめジャパン
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 ウルリックがもう1人増えたのか!? いいえ、今回からGKコーチのアントニ・パレツキコーチがベンチ入りします。昨年の世界選手権では、デンマーク代表のコーチとして、キルケリー監督が率いた日本代表と対戦しています。キルケリー監督とはデンマークリーグで共にプレーしていた旧知の仲。デンマーク男子の名GK二コラス・ランディンを指導したこともある、腕利きのGKコーチです。ウルリックがしれっとビッグネームをスカウトしてきました。

おりひめジャパン
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 パレツキコーチの愛称は「アンテック」。GKの板野陽(広島)によると「練習のバリエーションが豊富で、今までメニューがかぶったことがないくらい。ただ動くだけでなく、頭を使ったり、手と足を別々に動かす練習が多いので、いい刺激になっています」とのこと。教える内容はごく基本的なことが中心。「いい位置取りをして、いいバランスを保って、そこから体ごと捕りに行け。GKはスペシャルなポジションだから、技術、体力、ハンドボールの理解と、すべてにおいてチームのスペシャルであってほしい」と、パレツキコーチは語っていました。

おりひめジャパン
おりひめジャパン

 ウルリックとアンテックに櫛田亮介コーチ(三重)の3人が揃うと、輝きが違いますね。天の川のようなきらめきで、おりひめジャパンを勝利に導いてくれることでしょう。

おりひめジャパン
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女子のアジア選手権は11月30日から熊本で開催されます。予選ラウンド最終日(12月5日)のカザフスタン戦に勝って、A組1位で決勝トーナメントへ進出するのは最低条件。アジア大会で1点差で敗れた中国、アジアNO.1の韓国に勝って、目指すはアジアの頂点です。来年の世界選手権への出場権はすでに確定していますが、開催国のプライドを結果で示してほしいところです。

 第17回女子アジア選手権の公式HPはこちら。
https://japanhandball2019.com/asian-championship-2018/

久保弘毅