1月30日土曜日と、2月2日の火曜日という変則日程で行われた日本ハンドボールリーグの第9週。男子は2試合でした。
現在2位の大崎電気は5連敗後の3連勝とアップダウンの激しいトヨタ紡績九州との一戦。
大崎電気は信太選手を初め、日本代表のメンバーを欠いていましたが、序盤にリードを奪うと、後半トヨタ紡績の追い上げはあったものの、35-20と圧巻の勝利を収めています。これで、首位のトヨタ車体を抜いて1位に立ちました。
もう一試合は、プレーオフ進出のためには取りこぼしの許されない湧永製薬と、開幕以来白星のない北陸電力との1戦。
序盤は北陸電力が踏ん張り、11-11のイーブンで折り返します。しかし、後半に入り、湧永がじわじわと引き離す展開。終わってみれば31-23で湧永が勝ち切りました。
女子は4試合が行われ、オムロンが飛騨高山を26-13、ソニーセミコンダクタを24-23でそれぞれ下し、北國銀行を抜いて首位に躍り出ました。
とは言っても、オムロンと北國はともに全勝同士。
オムロンはソニーとの試合が接戦だったのが、今後の首位争いにおいて不安要素かもしれませんが、むしろ、ソニーが調子を上げてきていることの方が重要かもしれません。ソニーは現在、プレーオフ進出ぎりぎりの4位。オムロンに敗れた前の試合では、3位の広島を破っており、今後が楽しみではあります。
残りの1試合は、三重とHC名古屋の1戦。ともに初白星を狙う両者でしたが、前半は12-12と互角の戦い。一時は名古屋がリードした場面もありましたが、三重に5連続得点を許して再逆転され、そのまま、28-20で三重が勝利しています。
2016年2月6日(土)、7日(日)の二日間で行われたJHLの第10週。
男子は、豊田合成と北陸電力の1試合のみで、豊田合成が29-19で勝利を収めています。
北陸電力は開幕からの連敗が10に伸びました。今季は白星を挙げることができるのでしょうか。
女子は飛騨高山がHC名古屋に22-16、ソニーセミコンダクタが三重バイオレットアイリスに22-13、北國銀行が広島に28-14でそれぞれ勝利しました。以上は順位的にも大きなサプライズはなかったです。
2月7日に行われた三重バイオレットアイリスと飛騨高山の1戦、こちらは終始三重のペースで試合が進み、22-18で三重が勝っています。
プレーオフを考えると、飛騨高山にとっては痛い一敗ですが、まだまだプレーオフ当確線上は混とんとしていますので、これからの頑張り次第ですね。
この第10週、もっとも注目を集めたのは、女子の頂上対決、ともに無敗の対戦となった、北國銀行とオムロンの1戦です。
この試合、非常に競った、いいゲームだったのですが、勝敗を分けたのは、退場です。
オムロンは、前半に東濱選手、後半には小林選手の退場があり、ここで北國に得点を連取されたことが最後まで響きました。
前半は15-13、後半は12-13、トータル27-26の接戦を北國銀行が制しています。
共にプレーオフ進出は固いと思われる両チームですが、昨年末にも日本選手権で北國に敗れているオムロンは、そろそろリーグ戦で一矢報いておいて、プレーオフに弾みをつけたいところです。