男子ハンドボール リオデジャネイロへの切符

男子ハンドボールのリオデジャネイロ・オリンピックは、既に6チームが出場を決めています。
開催国であるブラジル、前回の世界選手権の優勝国であるフランス、ヨーロッパ代表であるドイツ、アジア代表のカタール、アメリカ大陸代表のアルゼンチン、アフリカ代表のエジプト、の6チームです。

オリンピック出場国は12ヶ国、そのため、残りの6か国を決める大会(最終予選)が4月8日から10日にかけて行われます。
最終予選は12ヶ国が出場、4チームずつ3組に分かれてリーグ戦を行い、各組上位2か国がオリンピックに出場できます。
1組は、開催地がポーランド、同国の他、マケドニア、チリ、チュニジア。
2組は、開催地がスウェーデン、同国の他、スロベニア、イラン、スペイン。
3組は、開催地がデンマーク、同国の他、クロアチア、ノルウェー、バーレーン。
日本はアジア予選で5位と上位3か国に入れなかったので、残念ですが出場できません。

日本ハンドボール協会のホームページでは、このような日本の出場しない大会の情報が少ないのですが、せめて、リンク集に世界ハンドボール連盟(IHF)へのリンクを追加する等、世界で戦っていく姿勢を見せてほしいような気がします。
なお、IHFのホームページは日本語対応していないものの、少し英語が分かれば意味が取れるような情報の宝庫です。
写真は少ないものの、シュートシーンの写真がよく使われることは世界共通です。
シュートシーンの写真って、シュートしている選手と、ディフェンスしている選手が写り込んでいることが多いのですが、ディフェンスの選手の足首から下はハンドボールシューズも含めて写っていないことが多いです。ちょっとしたハンドボールあるある、かなと思っています。

ハンドボール アジア選手権は3位

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ハンドボール男子のアジア選手権、バーレーンで行われたこの大会はオルテガ監督が初めて采配をとった大会ですが、日本は3位になりメダルを獲得して幕が下ろされました。

準決勝で開催国のバーレーンに敗れた日本は3位決定戦に回り、Bグループ2位のサウジアラビアと対戦しました。
この試合、日本は序盤から優位に試合を進め、前半は12-7とリードして折り返します。
後半に入っても日本の勢いは止まらず、25-16と危なげなく勝利を飾っています。

来年の世界選手権に出場できることは大きな喜びですが、監督が変わっただけで、これだけチームの実力もアップするのか、と目を見張る思いです。
リオデジャネイロ・オリンピック予選の前にオルテガ監督を招へいできていれば、と残念でなりません。

銘苅選は、ハンガリーの2部チームから1部チームへの移籍が決まりました。
今回の大会で活躍したのは銘苅選手だけではありません、渡部選手や東江選手等、若い選手の活躍も目立ちました。
今後、日本代表の選手が、他のスポーツと同様、海外リーグでプレーする機会が増えていくことが、日本代表のチーム力を高める点からも期待されます。

 

写真はHandball Planetより

日本ハンドボールリーグ第8週

日本ハンドボールリーグの第8週が、1月23日、24日の二日で行われました。
この二日、日本全国、特に西日本が大寒波に襲われた週末でした。沖縄でも雪?という報道もあり、実際に沖縄ではないものの、まったく雪のイメージのない鹿児島でも降雪が観測されたりしています。
スタットレスタイヤを用意している人なんてほとんどいなかったでしょうから、車移動が大変(あるいは不可能)だった、という声は何人かの選手がブログに書かれていました。
慣れていない雪道は歩くのも大変だったのではないかと思います。ハンドボールの選手も、普段履きなれたハンドボールシューズではなく、雪用のブーツに履き替えるにしたところで、そんなもの、持っていない選手も多いでしょうし。

男子は、大崎電気が北陸電力を37-23で押し切っています。
大崎は日本代表(アジア選手権)に主力選手を取られているにもかかわらず、貫録の勝利と言ったところでしょうか。
敗れた北陸電力は、開幕から未だ勝ち星のない8連敗と浮上のきっかけをつかむのに苦労しているようです。
もう一試合は、トヨタ紡績が豊田合成に30-27と接戦で勝利しています。この試合、終始トヨタ紡績ペースでゲームが進んだものの、豊田合成も3度に渡って広げられたリードを押し戻し、同点まで持っていく等、とても試合として面白かったです。

女子は、北國銀行、オムロンがそれぞれ全勝を守っています。
北國は、ソニーセミコンダクタ(30-17)、飛騨高山(25-11)を、オムロンはHC名古屋(29-8)、三重バイオレットアイリス(20-16)にそれぞれ勝利しました。
全勝同士の対決は、第10週(2月6日)まで持ち越されますが、それまで両者とも無傷でいられるのか、が注目です。

第8週の女子でもう一つ注目を集めたのが、飛騨高山ブラックブルズ岐阜と広島メイプルレッズとの一戦です。
この試合、前半は広島の退場もあり、岐阜がリードして折り返しますが、その差はわずか1点。しかし、後半に入っても岐阜が持ちこたえ、19-17で勝利しています。
女子は決勝リーグに残れるか、最後までもつれそうな感じです。

スケート

アメリカで盛り上がっているスポーツと日本で盛り上がるスポーツにはもちろん違いがあります。
野球のようなどちらでも人気のスポーツもありますが、アメリカンフットボール、そして、アイスホッケーは日本での人気はアメリカやカナダなどと比べ物になりません。
特にアイスホッケーは日本のテレビで放送される機会もほとんどない、やったことがある人を探すのも難しいという状況です。
アイススケートはスケートを履いている分だけ、普通の陸上の競技よりも断然スピードが出る、はまれば面白いスポーツなんです。
そして、過去にはSMAPの木村拓哉さん主演のドラマ(「プライド」です)まで作られているのに。

しかし、この競技人口が少ないということが、逆にその競技への接点を増やすことになる場合もあります。

今年の全国高校スケート・アイスホッケー選手権が岩手県盛岡市を中心に行われています。
大会運営には、地元のスケーターだけでは人手が足りず、多くの高校生が関わっています。
特に、岩手日報は、地元、岩手白百合学園のハンドボール部の部員が補助員として参加していることを伝えています。

岩手白百合は女子校ですが、1月に行われた全国高等学校ハンドボール選手権の岩手県予選会で2位に入賞しました。
この大会は東北選抜大会への出場権がかかっており、一度は負けている花巻南高校に2位決定戦で延長までもつれ込む激戦の末勝利を収めています。

スケートのスピードをハンドボールシューズを履いてだすことはできませんが、精力的に走り回って、岩手白百合高校の元気のよいハンドボールがさく裂するといいですね。