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ドイツのハンドボールブンデスリーガは約4分の1が終わり、ラインネッカーが首位。

Philipp Ahouansou
Philipp Ahouansou

ドイツのハンドボールブンデスリーガは約4分の1が終わりました。
2020年11月27日現在の順位は下記のとおりです。
ユニフォームのブランドをチーム名の右に記載しました。
https://www.liquimoly-hbl.de/de/liqui-moly-hbl/news—infos/teams/
ここに各チームの写真があります。

1 Rhein-Neckar Loewen プーマ
2 THW Kiel ヒュンメル
3 TVB Stuttgart ケンパ
4 SG Flensburg-Handewitt エリマ
5 FRISCH AUF! Goeppingen ヒュンメル
6 HSG Wetzlar ミズノ
7 MT Melsungen エリマ
8 Fuechse Berlin プーマ
9 SC DHfK Leipzig クラフト
10 HC Erlangen ケンパ
11 TBV Lemgo Lippe ホマ
12 SC Magdeburg ヒュンメル
13 Bergischer HC ケンパ
14 TSV Hannover-Burgdorf アディダス
15 HSG Nordhorn-Lingen ヒュンメル
16 HBW Balingen-Weilstetten ケンパ
17 TSV GWD Minden ヒュンメル
18 Eulen Ludwigshafen ヒュンメル
19 TuSEM Essen ヒュンメル
20 HSC 2000 Coburg エリマ

ヒュンメル 7チーム
ケンパ 4チーム
エリマ 3チーム
プーマ 2チーム
アディダス 1チーム
ミズノ 1チーム
ホマ 1チーム
クラフト 1チーム

アディダスが数なくなって、ヒュンメルが増えたのが印象的です。

大同特殊鋼Phenixのレプリカユニフォームが販売開始!

こんにちは!

SNSや大同特殊鋼Phenix様の公式HPで、ご存知の方も多いと思いますが

大同特殊鋼 Phenix レプリカユニフォームの販売が開始されました!



今回のレプリカユニフォームは1着から作成可能!
更に名前、番号はお好きな選手やご自身の好きな番号でも作成ができます。


ユニフォームの素材はポリエステルで、全て昇華プリント(繊維に色を付けるプリント方法)なので、剥がれてくる、色褪せる心配もありませんし、サラサラとした肌触りが気持ち良いです。

欧州ハンドボールや、日本のサッカー、野球などではポピュラーなユニフォームを着用しての応援スタイル。
さらには、ジムや運動の際の着用などなど様々な用途に転用できます。

シーズンも終盤に差し掛かり、現在プレーオフ出場が濃厚です。
プレーオフは

3/13-15に東京・駒沢体育館で開催されます。

今回のユニフォームは全て受注が入った時点で1枚ずつお客様に合わせて作成する、完全受注制なので会場に着用して応援しに行くためには2/10(月曜日)頃までにご注文頂かなければ、間に合わない可能性もあります。


ぜひ、この機会にお買い求めください。

大同特殊鋼 Phenix コートプレーヤー レプリカユニフォーム 2019/20

大同特殊鋼 Phenix ゴールキーパー レプリカユニフォーム 2019/20

また、3/10前後にmelis Japan 代官山店にも数枚ですが、入荷予定です。
プレーオフ観戦前にお店にお立ち寄り頂ければ展示されているかも、、、、、!

どのユニフォームが展示されるかや在庫状況などは店舗に直接お問い合わせください。

Kempa shoes 2019 予約開始まで【あと1日】!!!

Kempa shoes 2019
予約開始まで【あと1日】!!!

ヤニク・コールバッハー(Jannik Kohlbacher)選手の
着用写真とともに一部チラ見せしちゃいます!

予約販売開始は【5/16 0:00】から!
あと少しお待ちください♪

#Kempa #ハンドボールシューズ #バレーボールシューズ #スカッシュシューズ #melisofficial #mehrlicht

この選手が凄い! その5 田口舞(飛騨高山ブラックブルズ岐阜)

この選手が凄い! その5

田口舞(飛騨高山ブラックブルズ岐阜)

田口舞
田口舞

【下のボールに強い】
 日本リーグのGKでは小柄な部類に入る。ハイコーナーが苦手なのは、誰もが知っている。田口自身もハイコーナーにナーバスになっていた時期があった。しかし今は割り切りを覚えて、最大の長所である「下のボールへの強さ」で迷いなく勝負できている。対戦相手も「田口は下が強い」とわかっているはずなのに、ついつい下に打ってしまう。
 スライディングの巧さはリーグ屈指で、ギリギリのコースに身体ごと投げ出し、シュートを防ぐ。足だけでなく、身体ごとボールに近づいていく動きは、中高生のいいお手本。カカトから無理なく滑って、最後まで面を崩さない。

【柔らかさと俊敏性の両立】
 スライディングが上手なのは、柔軟性があるから。いつも講習会では柔軟体操の見本を見せて、中高生を驚かせる。180度開脚したまま、上体を床にペタンと着けられるくらい、股関節が柔らかい。その気になれば、頭よりも高い位置につま先を振り上げることもできる。
 ぐにゃぐにゃと柔らかいだけでなく、股関節からスパッと腿を引き上げることができる。
股関節の瞬発力は、ラダートレーニングで鍛えてきた。細かい足さばきを早く正確に繰り返すことで、細かいステップからのダイナミックな動きにつなげてきた。さらには「GKは手と足と別々の動きが求められるから」と、ラダーをしながら手で物を扱う独自のトレーニングを開発している。

【人柄のよさ】
 教え上手で面倒見がいいから、講習会ではいつも人気者。しっかりと言葉で説明できる聡明さがある。ファンへの対応も親切丁寧。根本に、人に対する優しさが感じられる。
 ハンドボールの世界では「GKは変わり者が多い」と言われるが、いたってノーマルな常識人。あえて言うなら「性格がよすぎて変わり者」のタイプなのかも。同じ系列では飛田季実子(ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング)、高森妙子(広島メイプルレッズGKコーチ)などがいる。
得点力不足のチームでも、気持ちを切らすことなく、同じGKの菊池麻美とタッグを組みながら、チームを勝利に導く。速攻の得点源だった比嘉桃子が引退したので、新たなホットラインも構築したい。田口が止めて、比嘉桃が走って1点のような、みんなが盛り上がれるパターンを作れるか。

田口舞選手は今シーズンのmelis契約選手です。

久保弘毅

チームの見どころ2018 【トヨタ車体】昨年度男子準優勝

チームの見どころ

【トヨタ車体】昨年度男子準優勝

【チームの戦い】

 香川新監督の新体制で臨んだ昨年は、いい戦いをしながらも、金メダルには届かなかった。それでも吉野、杉岡、GK岡本大と新人3人が大当たりで、チームは大幅に若返った。その年のナンバーワンではないけど、地味に「いい選手」を獲って育てるチームカラーに、吉野や杉岡といった「誰が見ても一級品」の素材が加わり、化学反応が起こりつつある。今年はそろそろ「永遠のシルバコレクター」を卒業したい。

【予想布陣】

LW:杉岡(藤本)

LB:吉野(石戸、津屋)

CB:木切倉(門山、玉城、津屋)

RB:高智(渡部、熊谷、門山)

RW:渡部(内海、冨永)

PV:菅野(笠原、岡元竜)

GK:甲斐(加藤、岡本大)

6:0DF

 プレータイムを分け合いながら、勝利と育成を両立させるのが、酒巻清治監督(現テクニカル・ディレクター)時代からのよき伝統。吉野や杉岡を1年目からコートに立たせて、チームの中心に育て上げた。それができるのも、ベンチに控える門山がいつでも試合を立て直してくれるから。門山、木切倉、津屋といった展開力のある選手が状況を打開してくれるので、石戸や高智、熊谷といった一芸を持った選手も生きてくる。

 泣きどころは今年もポストか。ポストの得点力が上がらないと、セットOFで手詰まりになってしまう。攻撃の流れだけを考えたら、フィジカルと戦術理解のある門山をポストにするのも面白いのでは? 2対2の理屈をわかっているポストが1枚いれば、攻撃が停滞する時間帯を減らせるかもしれない。

【人事往来】

IN

なし

OUT

藤田(引退)

 昨年は大物新人3人を補強したので、今年の採用はなし。現有戦力のレベルアップに期待するしかない。

 ベテランのポストで、現役復帰していた藤田が、正式に引退。2対2の理屈を知っていて、守っては3枚目でリーダーシップが執れて、5:1DFのトップもできた藤田の存在は大きかった。富田(恭介・現中部大監督)と藤田の真ん中で、トヨタ車体は強くなった。富田と藤田の「次」を早急に確立しないと、6:0DFなのに真ん中でやられる悪循環が、いつまでたっても改善しない。

【指揮官】

香川将之監督

 理にかなったフリーOFと、オーソドックスな6:0DFをベースにしながら、前任者の酒巻監督よりも攻守に選択肢を増やして、ゲームをデザインする。就任1年目の昨シーズンは無冠に終わったが、随所に「これまでの車体とは違うな」という印象を残した。フリーOFだけに頼らず、要所の得点をフォーメーションで取り、ゲームを落ち着かせている。6:0DFのマークミスから真ん中で崩される「悪しき伝統」を立て直すために、5:1DFや4:2DFといったオプションを用意した。王道の戦い方だけに固執せずに、相手との駆け引きができる選択肢を増やしたあたりは、クレバーな判断だった。チームとしても、個を伸ばす実績は充分。あとは金メダルをどれだけ獲れるか。大事な試合の競った場面で、香川監督がどういう札を切るか。

【キープレーヤー】

渡部仁

 国際大会で最も頼りになる男、ジン・ワタナビー。中東圏では「ワタナベ」と発音するのが難しいらしく、現地のアナウンサーは「ワタナビー」と連呼する。これまでも世界を相手に高確率のサイドシュートを決めてきたが、近年は「攻守のバランス」を模索するダグル・シグルドソン監督のもと、代表で右バックに入る時間帯が増えてきた。攻撃では左利きの2ポジションでプレーし、守っては右の2枚目で相手のエースを封じる。右側のポジションのバランスを整える役割で、これまで以上に重宝されている。

 バックプレーヤーに入るのは「高校の時以来」らしいが、回り込んでのミドルが打てる右サイドだったから、ディスタンスシュートはお手の物。クロスの動きも軽快で、真ん中から少し左側に流れたミドルもよく決まる。もちろん本職のサイドでも、近め、遠め、ループと的確に打ち分け、8割前後の確率で決め切る。

 非常に意識が高く、国際試合で経験を積むたびに成長している。「門山さん(哲也・トヨタ車体)のように、しっかりと体を作って、理にかなったハンドボールができれば、長く代表でもプレーができる。僕は2024年まで代表で活躍したい」と言う。多くの選手が2020年をゴールに見据える中、目指すところが違う。

【この技を見よ!】

・杉岡尚樹のループシュート

 人とは違うメカニズムが興味深い。多くの選手が、ループでは腕の力を抜こうとする。下手な選手だと、折りたたんだ腕をヒョイとつき出すだけの動きになってしまう。しかし杉岡は内ひねりをかけながら、右腕を突き上げる。天井にスクリューパンチを打ち込むような動きをイメージしてもらうと、わかりやすい。ひねる力を利用したループだから、アーチが高く、最高到達点から急激に落ちてくる。ギリギリまで強打とまったく見分けがつかないし、急激にブレーキがかかって落ちてくる軌道は、抜き球ではなく「縦の変化球」と言っていい。

「海外の動画を見て覚えた」打ち方らしいが、少なくとも国内で杉岡と同じ打ち方をする選手はいない。唯一無二のループシュートは、お金を払って見る価値あり。会場で見られた人はラッキー。「いいものを見た」と、幸せな気分になれるだろう。

トヨタ車体は2018年度、Kempaのユニフォームで戦います。

久保弘毅