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ハンドボール日本選手権 男子はトヨタ車体が優勝

index_02トヨタ車体BRAVE KINGS

2015年の12月22日から28日にかけて行われたハンドボール日本選手権、ベスト4に駒を進めたのは、大同特殊鋼、琉球コラソン、トヨタ車体、大崎電気の日本リーグの4チームでした。
湧永製薬との対戦でジャイアントキリングを成し遂げた早稲田大学は準々決勝で、惜しくもトヨタ車体に27-29で敗れています。

準決勝はトヨタ車体が大崎電気を29-23と押切り、大同特殊鋼が琉球コラソンを27-23で破りました。
そして決勝ではトヨタ車体が大同特殊鋼を破り、4年振り2回目の優勝を果たしています。

大会のMVPは木切倉真一(ききりくらしんいち)選手が受賞されています。
同じチームには日本代表の渡部選手などもいる中、それを押しのけての受賞です。
木切倉選手は2009年に筑波大学からトヨタ車体に加わった現在27歳。

先の世界選手権では日本代表のメンバーに選ばれておりませんでしたが、今後に大きく期待ですね。

また、トヨタ車体は現在、日本リーグでも一位につけています。
今回の雪辱に燃えている大崎電気、大同特殊鋼が今後、どのように巻き返すのかも後半の見どころとなってきました。

おりひめジャパン、オリンピックへの最終挑戦

20131205 日本ハンドボール協会ホームページより

10月に行われたリオデジャネイロオリンピックへの切符を賭けたアジア予選、そして12月の世界選手権、いずれでも出場権を得ることのできなかったハンドボール女子日本代表は、2016年3月に最終予選に進みました。
最終予選は12チームが3組に分かれ、各予選リーグ上位2位に食い込めればオリンピック出場が決まります。つまり4チーム中、上位2位に入ればオリンピックに出場できる、というわけです。

これだけ聞くと簡単そうにも思えますが、そこは最終予選にまで進出してくるチーム、そう簡単な話ではありません。

今回、日本と同じ組に入ったのは、オランダ、フランス、チュニジアです。
チュニジアは世界選手権でも対戦して、日本が31-21で勝利を収めているチーム、今回も取りこぼしの許されない相手です。
問題は、オランダとフランス。
世界選手権では19位の日本に対して、フランスは7位、オランダは何と2位のチームなんです。

ちなみに、アジア選手権で日本を下し、既にオリンピック出場を決めている韓国は、世界選手権で14位。
いかに、フランス、オランダの壁が高いかが分かります。

開催場所はフランスのニースになります。
フランスでは、ハンドボールの代表チームのユニフォームが普通に売られている(日本でもサッカー日本代表のユニフォームが売られていて、実際来ている人を見たことがあるのではないでしょうか)お国柄。代表モデルのハンドボールシューズも販売されています。
今回、日本チームがフランスを破ることができれば、オリンピックへ大きく前進することになりますので、ぜひ勝って、国内でおりひめジャパンのユニフォーム(レプリカ)が販売されるのを願っています。

琉球コラソン、初の外国人選手は台湾の趙選手

琉球コラソン
琉球コラソン

今季のハンドボール日本リーグで、開幕ダッシュを鮮やかに決めたチーム、それが琉球コラソンです。
しかし、その連勝後は勢いが止まってしまい、現在、泥沼の5連敗、シーズンの半分を過ぎたところで、6位と、プレーオフ進出のためには、後半のまき直しが必要な状況です。

そんな、琉球コラソンから明るいニュースが飛び込んできました。
なんと、琉球コラソン、チーム創設以来、初めてとなる外国人選手の加入です。
それも、日本ではあまりなじみのない台湾の選手が新加入しました。
趙顯章(チャオ・シャンチャン)選手です。

趙選手は現在24歳の若手プレーヤー。
伸長196センチ、体重95キロの大型プレーヤーです。
左利きである点も大きなポイントです。
台湾代表としてプレーしており、アジア選手権の日本戦で4得点を挙げる等、その実力は折り紙つきです。

台湾はもともとハンドボールが盛んな地域ではありませんでしたが、近年はめきめきと実力を伸ばしています。
スポーツ用品とのかかわりでは、ハンドボールの靴ひもの製造等、細かい部品には多くの台湾製品が使われています。

失速した琉球コラソンの救世主となれるのか、期待が高まりますね。

ハンドボール東京都選手権シニア大会

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(あきる野市秋川体育館・中央公民館HPより)

2016年2月の11日と21日、東京都選手権のシニア大会が東京都あきる野市秋川体育館で開催されます。
今年度(平成27年度)の東京都選手権は、年初の時点で中止されることが決まっています(諸般の事情と詳細は明らかにされていません)。
そのため、東京都ハンドボール協会主催の大会としては、5月から6月にかけて行われた東京都民大会以来となります。

シニア大会は、生涯スポーツとしてハンドボールを楽しみ、愛好者との交流を深める、ことが大会趣旨とされています。
そのため、より幅広い年代の人たちが男女問わず、ハンドボールを楽しめるよう、特別ルールがいくつか設定されています。

まず、参加資格については、チームの男女分けはなく、どちらであっても、混合チームであっても参加可能です。
個人の参加資格については、男性が35歳以上に限定されています。女性は高校生以上と特に制限がないに等しいです。

ルールは、基本的には日本ハンドボール協会の競技規則が適用されます。
そのため、試合時間やユニフォーム、ハンドボールシューズの着用などについては、通常の大会と同じです。
特別ルールが設けられているのは、得点に関してです。

得点は、通常の選手の得点が1点、ハンデのある選手(年齢に応じてハンデが設定されています)の得点は加重されています。
例えば、男性40歳以上は2点、男性70歳以上は6点になります。女性は40歳以上で4点などとなっています。

キーパーによるハンデ(逆ハンデ)も用意されており、男性60歳以上がキーパーの場合には得点から1点マイナス、女性であれば2点マイナスになります(但し、最低得点1点は必ず入ります)。

通常とは違う得点システムにより、終盤での一発逆転を狙った采配等、見どころも増えそうですね。

JOCジュニアオリンピックカップ

tk1-300x225浦添市民体育館
(浦添市立体体育施設HPより)

ハンドボールのJOCジュニアオリンピックカップが、12/24(木)から12/27(日)にかけて、沖縄県で行われました。
JOCのジュニアオリンピックカップは、日本オリンピック委員会(JOC)が講演するスポーツ大会です。
従って、ハンドボール以外の競技でもJOCジュニアオリンピックは開催されています。

競技によって出場資格が異なるのですが、ハンドボールは中学生の大会になっおり、各地区の都道府県単位の選抜チームが、男女各24チームずつ、出場しました。

この大会は、将来、オリンピック選手として活躍する人材を発掘する、ことが目的の一つとされています。
そのため、長身の選手、左利きの選手、オールラウンダーの選手を優先して出場させるよう大会本部から要望が出されています。
また表彰も、優勝チームや、優勝チームから選ばれる最優秀選手だけではなく、オリンピック有望選手という全選手から選考される表彰も用意されていました。

会場は、沖縄県立武道館と、浦添市民体育館(こちらがメイン会場になります)の2か所。

将来の日本代表を背負って立つような、磨けば光る選手が集結する大会です。