
青山学院大学校章
(青山学院大学HP)
2016年の箱根駅伝はが圧倒的な強さで優勝しました。
第1区から一度も首位を譲ることなく復路のゴールへ、いわゆる完全優勝だったのですが、これはなんと39年ぶりだそうです。
青山学院大学は、レース中こそ選手それぞれの選んだランニングシューズなのですが、走り終わった選手、サポートの選手はみな同じ色のシューズを履いていました。
写真写りを考えてのことだったのかもしれませんが、青学の楽しむ姿勢の一環のようにも見えました。
ハンドボールでは表彰式でチームのハンドボールシューズを揃えることはまずありませんので、特に新鮮でした。
アメリカでも大学スポーツは人気があり、バスケットボールやフットボール(アメフト)の大学での成績はよく聞かれるところですが、日本でも、上記の駅伝や、ラグビー、野球などは一般にも人気のあるスポーツです。
それに比べるとハンドボールへの関心は及ばないですね。
その一つの査証が、大学リーグに所属しているチーム数があります。
今回、箱根で優勝した青山学院ですが、ハンドボールでは、関東学連に加盟しており、男子が2部、女子は参加しておりません。
学連は7部までありますので、2部は結構上位のチームです(それでも部員の確保に苦労している様子がHP等からは見て取れますが)。
駅伝の勢いに乗って、ハンドボールでも1部昇格、となるでしょうか。
今季の青山学院大学のハンドボール部に期待して注目してみたいと思った正月でした。
北國銀行メンバー
日本ハンドボールリーグHPより
ハンドボールの日本選手権女子は、準決勝で北國銀行がソニーセミコンダクタを34-14の大差で下し、広島メイプルレッズとの接戦を19-17で制したオムロンと決勝を争うこととなりました。
オムロンは5連覇、北國銀行は全日本社会人選手権、国体と勝っており年間3冠を賭けた戦いとなりました。
決勝は、終始リードした北國銀行が、最後はオムロンに猛追され苦しい局面もありましたが、なんとか逃げ切り、24-21で勝利しています。
MVPは横嶋かおる選手が獲得されています。
北國銀行、昨年の日本リーグからこの方、負ける姿を見たことがありません。
日本リーグは全勝の18連勝。
本当に強いですね。
北國銀行のチームブログは、他のチームが選手中心に書かれており、女性特有の柔らかいノリで書かれているのに対して、荷川取監督がこれでもか、と硬派な試合解説をしているところが見どころです。
なお、MVPは北國銀行の横嶋姉妹のお姉さん、横嶋かおる選手が獲得しています。
横嶋選手、日本代表でも北國銀行でも大活躍ですね。
大柄な選手ではありませんが、そのフィジカルの強さには定評がありますし、チーム内での人望を集めている点でもすごい選手だと思います。
今年も昨年同様、北國銀行を軸として回っていくことになりそうです。
トヨタ車体BRAVE KINGS
2015年の12月22日から28日にかけて行われたハンドボール日本選手権、ベスト4に駒を進めたのは、大同特殊鋼、琉球コラソン、トヨタ車体、大崎電気の日本リーグの4チームでした。
湧永製薬との対戦でジャイアントキリングを成し遂げた早稲田大学は準々決勝で、惜しくもトヨタ車体に27-29で敗れています。
準決勝はトヨタ車体が大崎電気を29-23と押切り、大同特殊鋼が琉球コラソンを27-23で破りました。
そして決勝ではトヨタ車体が大同特殊鋼を破り、4年振り2回目の優勝を果たしています。
大会のMVPは木切倉真一(ききりくらしんいち)選手が受賞されています。
同じチームには日本代表の渡部選手などもいる中、それを押しのけての受賞です。
木切倉選手は2009年に筑波大学からトヨタ車体に加わった現在27歳。
先の世界選手権では日本代表のメンバーに選ばれておりませんでしたが、今後に大きく期待ですね。
また、トヨタ車体は現在、日本リーグでも一位につけています。
今回の雪辱に燃えている大崎電気、大同特殊鋼が今後、どのように巻き返すのかも後半の見どころとなってきました。
日本ハンドボール協会ホームページより
10月に行われたリオデジャネイロオリンピックへの切符を賭けたアジア予選、そして12月の世界選手権、いずれでも出場権を得ることのできなかったハンドボール女子日本代表は、2016年3月に最終予選に進みました。
最終予選は12チームが3組に分かれ、各予選リーグ上位2位に食い込めればオリンピック出場が決まります。つまり4チーム中、上位2位に入ればオリンピックに出場できる、というわけです。
これだけ聞くと簡単そうにも思えますが、そこは最終予選にまで進出してくるチーム、そう簡単な話ではありません。
今回、日本と同じ組に入ったのは、オランダ、フランス、チュニジアです。
チュニジアは世界選手権でも対戦して、日本が31-21で勝利を収めているチーム、今回も取りこぼしの許されない相手です。
問題は、オランダとフランス。
世界選手権では19位の日本に対して、フランスは7位、オランダは何と2位のチームなんです。
ちなみに、アジア選手権で日本を下し、既にオリンピック出場を決めている韓国は、世界選手権で14位。
いかに、フランス、オランダの壁が高いかが分かります。
開催場所はフランスのニースになります。
フランスでは、ハンドボールの代表チームのユニフォームが普通に売られている(日本でもサッカー日本代表のユニフォームが売られていて、実際来ている人を見たことがあるのではないでしょうか)お国柄。代表モデルのハンドボールシューズも販売されています。
今回、日本チームがフランスを破ることができれば、オリンピックへ大きく前進することになりますので、ぜひ勝って、国内でおりひめジャパンのユニフォーム(レプリカ)が販売されるのを願っています。
琉球コラソン
今季のハンドボール日本リーグで、開幕ダッシュを鮮やかに決めたチーム、それが琉球コラソンです。
しかし、その連勝後は勢いが止まってしまい、現在、泥沼の5連敗、シーズンの半分を過ぎたところで、6位と、プレーオフ進出のためには、後半のまき直しが必要な状況です。
そんな、琉球コラソンから明るいニュースが飛び込んできました。
なんと、琉球コラソン、チーム創設以来、初めてとなる外国人選手の加入です。
それも、日本ではあまりなじみのない台湾の選手が新加入しました。
趙顯章(チャオ・シャンチャン)選手です。
趙選手は現在24歳の若手プレーヤー。
伸長196センチ、体重95キロの大型プレーヤーです。
左利きである点も大きなポイントです。
台湾代表としてプレーしており、アジア選手権の日本戦で4得点を挙げる等、その実力は折り紙つきです。
台湾はもともとハンドボールが盛んな地域ではありませんでしたが、近年はめきめきと実力を伸ばしています。
スポーツ用品とのかかわりでは、ハンドボールの靴ひもの製造等、細かい部品には多くの台湾製品が使われています。
失速した琉球コラソンの救世主となれるのか、期待が高まりますね。
ドイツより meine Lieblingssachen