「ハンドボール全般」カテゴリーアーカイブ

ハンドボール選手紹介-28 日本女子代表#8永田美香(北國銀行)

永田美香
永田美香

#8永田美香(北國銀行)
四天王寺高 22歳 180cm74kg 右利き ポスト

■どんな選手?/北京五輪予選で活躍した谷口尚代(元北國銀行)以来の大型ポスト。高いところへのパスを片手でキャッチし、ダイナミックなポストシュートで得点に結びつける。守ってはワールドクラスのサイズを活かし、真ん中で壁になるだけでなく、トップDFでも動き回れる。今年のプレーオフ決勝では5:1DFのトップを務め、オムロンのロングシュートを邪魔していた。

■観賞ポイント/180cmの身長は日本の宝。それでいてバタバタしないから、攻守の切り替えで邪魔にならない。

■活躍の場/小さな名ポスト・横嶋かおる(元北國銀行)が引退して、次は永田の出番。北國銀行でも日本代表でも定位置確保が求められる。今年1年が勝負の年に。

久保弘毅

ハンドボール選手紹介-27 日本女子代表#5河原畑祐子(筑波大)

河原畑祐子
河原畑祐子

#5河原畑祐子(筑波大)
佼成女子高 20歳 170cm●kg 右利き 左バック・センター

■どんな選手?/非常に平均点が高い選手。ロングが打てて、カットインもしなやかで、パスもさばけて、真ん中を守れるし、長いリーチを活かしてトップDFでも動ける。2013年の佼成女子高春夏連覇の中心選手で、中学時代から将来を嘱望されてきた。強さよりもしなやかさ、判断のよさが光る選手なので、大型センターの期待もあるが、自分で仕切るタイプではないため現時点ではエースの方が適役か。ビジュアル面でも評価の高い「バタ子さん」は、将来人気者になれる可能性あり。

■観賞ポイント/無理のないプレーの選択。その場に適したプレーをチョイスできる。

■活躍の場/攻守両面で勝負の責任を背負える強さを。やはり将来は大型センターに。

久保弘毅

ハンドボール選手紹介-26 日本女子代表#4青麗子(筑波大)

青麗子
青麗子

#4青麗子(筑波大)
白梅学園高 19歳 176cm●kg 右利き 左バック・ポスト

■どんな選手?/白梅学園高をセンバツ優勝に導いたパワーヒッター。大きくて強くて明るい、得難いキャラクターの持ち主。白梅学園高お得意のフリースローからのサインプレーで、ロングをズドンと決めるだけでなく、自分をダミーにして周りを活かすクレバーさがあった。ディフェンスでの強さもこの年代では屈指。先日の日韓定期戦ではサイズを買われてポストで出場している。

■観賞ポイント/攻守両面での力強さ。見るからに骨太で、身体接触を物ともしない。それでいてハンドボールIQが高く、気の利いたプレーもできる。

■活躍の場/ロングが打てる大型ポストに育ってくれたら、日本の攻撃の幅が広がる。将来のディフェンスリーダーにもなれる器。

久保弘毅

ハンドボール選手紹介-25 日本女子代表#3藤田明日香(ソニーセミコンダクタマニファクチャリング)

周藤
周藤

#3藤田明日香(ソニーセミコンダクタマニファクチャリング)
四天王寺高 20歳 165cm57kg 左利き 右サイド

■どんな選手?/健脚とシャープなシュートが魅力。中学時代は無名の存在だったが、四天王寺高で才能を見出され、この年代ではトップクラスのサイドシューターに成長した。高校からソニーに入って1年目から出場機会に恵まれるなど、順調な歩みを見せている。シュートのバリエーションが豊富で、7mスローも任されるほど。ただしシュートの精度は物足りない。弱気になるとサイドシュートが下ばかりになるのは今後の課題。2020年へ向けてディフェンスの強化も求められる。

■観賞ポイント/速攻での美しさ。「これぞ左利き!」とも言える美しさがある。

■活躍の場/リーグ戦では5:1DFのトップで予想外の大活躍を見せている。この調子で

久保弘毅

ハンドボール選手紹介-24 日本女子代表#2 安倍千夏(ソニーセミコンダクタマニファクチャリング)

安倍千夏
安倍千夏

日本女子代表#2 安倍千夏(ソニーセミコンダクタマニファクチャリング)
不来方高―筑波大 25歳 173cm68kg 右利き 左バック・右バック・ポスト・左サイド
■どんな選手?/守れるバックプレーヤーになってほしい選手。上背があってロングが打てて、なおかつディフェンスの要になれる資質がある。ソニーでは貴重なロングヒッターとして、攻撃のアクセントになるだけでなく、サイズを活かしてポストでもプレーしている。両親は盛岡市のスポーツ少年団「リトルハンド」を長年運営し、弟の安倍竜之介(国士舘大)は大学球界屈指の大砲というハンドボール一家に育った。

■観賞ポイント/ロングシュートの迫力。1試合に1本、物凄いロングを決めるので、あとは確率を上げていけたら。

■活躍の場/人柄はいいが、器用なタイプではない。やることを限定してあげた方が力を発揮できる。強さに特化して生き残りを。

久保弘毅

ハンドボール選手紹介-23 日本男子代表#35 藤本純季(トヨタ車体)

藤本純季
藤本純季

日本男子代表#35 藤本純季(トヨタ車体)
千原台高―早稲田大 27歳 176cm83kg 右利き 左サイド

■どんな選手?/意識の高いフジモン。迷った時に一歩前に踏み出せる勇気を持っている。トヨタ車体で正しい理論を学び、指導や普及の場にも積極的に顔を出すなど、ハンドボールを心から愛している。地道な努力が認められ、今回代表に初めて選ばれた。脚力、シュートスキル、フィジカル、得点後の雄叫び等々、すべての面でチームにプラスをもたらす。社員選手でありながらTRANSISTARとサプライヤー契約を結ぶなど、コート外での新たな展開にも注目。

■観賞ポイント/柔らかい腕の振りから7mスローを決めて、ガッツポーズ。喜々としてプレーに没頭する姿にファンも多い。

■活躍の場/銘苅淳とともに、代表のモラルを高める存在になってくれたら。

久保弘毅

ハンドボール選手紹介-22 日本男子代表#34 時村浩幹(大崎電気)

時村浩幹
時村浩幹

日本男子代表#34 時村浩幹(大崎電気)
小松明峰高―大阪体育大 28歳 184cm85kg 右利き センター・左バック・右バック・左サイド

■どんな選手?/身体能力が高いディフェンダー。ハードに当たれるディフェンス力で見せ場を作る。今年3月のプレーオフでは韓国代表の超重量級ポスト・朴重奎(大同特殊鋼)を止めて、株を上げた。生粋のゲームメイカータイプではないが、2枚目を守れてスピードもあって、ミドルで打てる力があるので、時村が入ると攻守の切り替えが早くなる。

■観賞ポイント/ディフェンスでのハードワークから速攻への切り替え。アスリートらしい躍動感が見ていて心地いい。たまに速攻でためすぎて、GKに当ててしまうのは御愛嬌。

■活躍の場/身体能力を活かして、層の厚い大崎電気でも自分の生きる場所を確保した。日本代表でもサバイバルに打ち勝て!

久保弘毅

『笑ってこらえて』を観て 大分高校のハンドボール部 ~ その4

大分高校ハンドボール部は順調に勝ち進み、決勝進出を果たしました。いよいよ岩国工業との決勝戦です。春の選抜決勝で大差で敗れた相手なので、この数カ月でどれだけ差を縮められたか、追い抜けたかがカギですね。
 
結論から言うと、大分高校はまたしても岩国に敗れて準優勝となりました。やはり壁は厚かったようです。が、点差は春よりも縮まったので、ある程度は追いつけたのかと感じました。選手の中には全日本選別に選ばれている学生もいたのですが、やはりチームプレイは団結力が重要と感じます。団体競技はみなそうですが、パスが多い傾向があるハンドボールでは特にいえることなのかもしれません。
 
 
バラエティ番組で偶然見かけたハンドボールに関する特集ですが、かなり見ごたえのある内容でした。やはり学生スポーツは魅力あるコンテンツですね。

『笑ってこらえて』を観て 大分高校のハンドボール部 ~ その3

今年のインターハイは山口県で行われたようです。つまり春のハンドボール大会優勝の岩国工業高校の地元ですね。大分高校はそこに乗り込みました。冨松監督は今までも何度か岩国の監督と対戦したことがあるようです。因縁の対決とナレーションされていました。
 
 
大分高校は順調に勝ち進みますが、ある試合でリードしている際にペナルティを受け、相手チームより2人少ない状態になります。ハンドボールで2人少ないと圧倒的に不利になります。人数が多めのサッカーでも不利なのですから当然ですね。が、その間に大分高校は逆転を許すどころか、リードを広げました。シュートは何度もされるのですが、キーパーが守り抜き、相手に得点を与えません。練習の成果が出ているのだろうと感じました。冨松監督の30年にわたる経験が成せることですね。
 
 
ちなみに選手たちのハンドボールシューズは一般的なものを履いているようでした。