ハンドボールのゴールキーパー

ハンドボールにはゴールキーパーというポジションがあります。
ゴールを守る最後の砦であり、他のポジションの選手とは異なり、6メートルラインの内側に入れることや、(足を含む)全身を使ってゴールを守れるという特別なポジションです。
一番運動神経の良い子をゴールキーパーにする、とおっしゃる指導者もおられることから、いかに重要なポジションであるかがご理解いただけるものと思います。

しかし、ゴールキーパーは過酷なポジションでもあります。
至近距離からシュートされる場合がありますが、それに全身で立ち向かわなければならない、勇気が必要とされます。
また、身体のどこにボールがくるか分からず、場合によっては顔面にシュートが(ボールが)ぶつかることもあります(ハンドボールのゴールキーパーは、野球のキャッチャーやアイスホッケーのゴールキーパーのように防具をつけていないのです)。

そのようなゴールキーパーはシュートを防げば、してやったりですし、失点すればがっかり、です。
しかし、同じ失点であっても、ゴールから離れた位置から放たれるミドル・ロングシュートを決められるとさらに悔しいものです。
また、ループシュート(ゴールキーパーの頭上を越えるふわっとしたシュート)を決められるのもまた悔しいものです。
逆にシュートを止めた場合でも、足元にきたシュートを止めた方がより、満足度が高い、というゴールキーパーもいます。

試合中に得点が入ったとき、またゴールキーパーがシュートを止めたとき、ぜひゴールキーパーの表情にもご注目下さい。

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