「久保弘毅」カテゴリーアーカイブ

ハンドボール選手紹介-13 日本男子代表#25 元木博紀(大崎電気)

元木博紀
元木博紀

日本男子代表#25 元木博紀(大崎電気) 藤代紫水高―日本体育大 24歳 182cm78kg 左利き 右バック・右サイド

■どんな選手?/スピードとテクニックがある左腕。サイズゆえに「将来は右サイドで」と言われがちだが、プレースタイルはバックプレーヤー。上から打ち込むタイプではなくても、ディフェンスとかぶりながらのブラインドシュートで会場を沸かせる。ここまで順調に出世コースを歩んできたが、1月のアジア選手権では徳田新之助(筑波大)にポジションを奪われた。ここからが踏ん張りどころ。

■観賞ポイント/元木と言えば、ブラインドシュート。2次速攻で腕をしならせ、引っ張りまで持ってくる。ノーマークよりも高確率?

■活躍の場/2枚目を守れる強さがつけば、黙っていても出番は増える。藤代紫水OBだから、フィジカルの素養はあるはず。

久保弘毅

ハンドボール選手紹介-12 日本男子代表#24 信太弘樹(大崎電気)

信太弘樹
信太弘樹

日本男子代表#24 信太弘樹(大崎電気)
藤代紫水高―日本体育大 26歳 188cm85kg 右利き 左バック

■どんな選手?/日本のエースになってほしい人物。20歳から代表入りし、大学では1人だけ大人のようなシュートを打っていた。ボールをもらう前にずれた位置を取り、無理なくシュートを打ち込む姿に、多くの人が夢を見た。しかしエゴを見せないプレースタイルが裏目に出たのか、またここ1~2年は細かいケガもあり、代表で圧倒的な存在感を示せていない。アジア選手権では主将を務めながら、ケガを抱えていたこともあり、出場時間は控えめだった。

■観賞ポイント/プレーオフでは久しぶりにエースらしさを見せてくれた。無駄打ちせずに、高確率で決めるのが信太の持ち味。

■活躍の場/パスコースは見えているので、シュートを決め切る強さを。

久保弘毅

ハンドボール選手紹介-11 日本男子代表#21 甲斐昭人(トヨタ車体)

 

甲斐昭人
甲斐昭人

日本男子代表#21 甲斐昭人(トヨタ車体)
小林工業―日本体育大 29歳 184cm90kg右利き GK

■どんな選手?/総合点の非常に高いGK。中型で運動能力があり、スローイングも素晴らしい。すべてのツールを兼ね備えていた日本最高の守護神・橋本行弘(元Honda)に最も近い男と言われている。爆発的なキーピングは国内で実証済み。しかし国際試合になると、日本リーグの時のような支配力を発揮できずに苦しんでいる。高校時代の恩師でもある北林健治GKコーチとの二人三脚で、一皮むける日がくるか。

■観賞ポイント/場を支配するスーパーセーブ。平均点が高く、それでいて強烈なインパクトを残せる。

■活躍の場/シュートを決められた時に「ゴメン」だけで済ませず、言葉でディフェンスを修正できれば、ワールドクラスのGKになれる。

久保弘毅

ハンドボール選手紹介-10 日本男子代表#19 徳田新之介(筑波大学3年)

徳田新之助
徳田新之介

日本男子代表#19 徳田新之介(筑波大学3年)

岩国工業―筑波大 20歳 178cm●kg 左利き 右バック

■どんな選手?/オルテガ監督の大抜擢に応えた、チーム最年少サウスポー。海外の新聞に「日本代表の輝ける宝物」と紹介されたこともある。#5高智海吏が大会前に負傷したこともあり、アジア選手権ではスタートが徳田、途中出場に高智の布陣になったが、徳田の切れ味で行けるところまで行って、途中からフィジカルの強い高智でダメを押すパターンが機能した。

■観賞ポイント/高校時代から国際試合に強く、物怖じしないプレーぶりが頼もしい。カットインの切れ味はアジアでも十二分に通用していた。

■活躍の場/フィジカルとディフェンスの強化は必須。2次速攻で右サイドに回る場合もあるので、サイドシュートもレパートリーに入れておきたい。

久保弘毅

2016年7月8日1時30分
お名前表記に間違いがありました。「徳田新之助」と記載していましたが、正しくは「徳田新之介」です。
以上、訂正するとともに、徳田様ご本人、読者ならびに関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
melis

ハンドボール選手紹介-9 日本男子代表#17 植垣健人(大崎電気)

植垣健人
植垣健人

大体大浪商高―大阪体育大 26歳 180cm71kg 右利き センター・左サイド

■どんな選手?/点が取れる司令塔。勝負強いシュートで台頭し、層の厚い大崎電気でセンターでの出場時間を増やした。ただし国際大会となると、まだまだ本来のシュート力が見られないのがもどかしい。「ここは打てよ!」という場面でパスを横流しする場面が、アジア選手権では幾度か見られた。3位決定戦では吹っ切れていたので、今後の成長に期待。またディフェンス面ではクロスアタックを覚えて、国内でも積極的な仕掛けを見せている。

■観賞ポイント/大事な場面で自ら決めるシーン。2014年の全日本総合準決勝、トヨタ車体戦の決勝シュートで株を上げた。

■活躍の場/海外でも迷いなく打ち切れる力がつけば、センスのよさがさらに活きる。

久保弘毅