「ハンドボール観戦」カテゴリーアーカイブ

ハンドボール選手紹介-11 日本男子代表#21 甲斐昭人(トヨタ車体)

 

甲斐昭人
甲斐昭人

日本男子代表#21 甲斐昭人(トヨタ車体)
小林工業―日本体育大 29歳 184cm90kg右利き GK

■どんな選手?/総合点の非常に高いGK。中型で運動能力があり、スローイングも素晴らしい。すべてのツールを兼ね備えていた日本最高の守護神・橋本行弘(元Honda)に最も近い男と言われている。爆発的なキーピングは国内で実証済み。しかし国際試合になると、日本リーグの時のような支配力を発揮できずに苦しんでいる。高校時代の恩師でもある北林健治GKコーチとの二人三脚で、一皮むける日がくるか。

■観賞ポイント/場を支配するスーパーセーブ。平均点が高く、それでいて強烈なインパクトを残せる。

■活躍の場/シュートを決められた時に「ゴメン」だけで済ませず、言葉でディフェンスを修正できれば、ワールドクラスのGKになれる。

久保弘毅

ハンドボール選手紹介-10 日本男子代表#19 徳田新之介(筑波大学3年)

徳田新之助
徳田新之介

日本男子代表#19 徳田新之介(筑波大学3年)

岩国工業―筑波大 20歳 178cm●kg 左利き 右バック

■どんな選手?/オルテガ監督の大抜擢に応えた、チーム最年少サウスポー。海外の新聞に「日本代表の輝ける宝物」と紹介されたこともある。#5高智海吏が大会前に負傷したこともあり、アジア選手権ではスタートが徳田、途中出場に高智の布陣になったが、徳田の切れ味で行けるところまで行って、途中からフィジカルの強い高智でダメを押すパターンが機能した。

■観賞ポイント/高校時代から国際試合に強く、物怖じしないプレーぶりが頼もしい。カットインの切れ味はアジアでも十二分に通用していた。

■活躍の場/フィジカルとディフェンスの強化は必須。2次速攻で右サイドに回る場合もあるので、サイドシュートもレパートリーに入れておきたい。

久保弘毅

2016年7月8日1時30分
お名前表記に間違いがありました。「徳田新之助」と記載していましたが、正しくは「徳田新之介」です。
以上、訂正するとともに、徳田様ご本人、読者ならびに関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。
melis

ハンドボール選手紹介-9 日本男子代表#17 植垣健人(大崎電気)

植垣健人
植垣健人

大体大浪商高―大阪体育大 26歳 180cm71kg 右利き センター・左サイド

■どんな選手?/点が取れる司令塔。勝負強いシュートで台頭し、層の厚い大崎電気でセンターでの出場時間を増やした。ただし国際大会となると、まだまだ本来のシュート力が見られないのがもどかしい。「ここは打てよ!」という場面でパスを横流しする場面が、アジア選手権では幾度か見られた。3位決定戦では吹っ切れていたので、今後の成長に期待。またディフェンス面ではクロスアタックを覚えて、国内でも積極的な仕掛けを見せている。

■観賞ポイント/大事な場面で自ら決めるシーン。2014年の全日本総合準決勝、トヨタ車体戦の決勝シュートで株を上げた。

■活躍の場/海外でも迷いなく打ち切れる力がつけば、センスのよさがさらに活きる。

久保弘毅

ハンドボール選手紹介-8 日本男子代表#13 笠原謙哉(トヨタ車体)

笠原謙哉(トヨタ車体)
笠原謙哉(トヨタ車体)

日本男子代表#13 笠原謙哉(トヨタ車体)

聖光学院高―東海大 28歳 196cm103kg 右利き ポスト・左バック・左サイド

■どんな選手?/時間をかけて、自分で自分を伸ばしてきた選手。196cmのサイズだけしかないような選手だったが、フィジカルを大事にするトヨタ車体に入り、地道な取り組みで急成長。日本の真ん中を守れる男になりつつある。どの競技でも大型選手が本格化するのは25歳を過ぎてから。指導する側だけでなく、本人の根気強さも必要になってくる。ディフェンスでの構えも、ジャンプシュートの姿勢も、大学時代と比べて格段によくなった。■観賞ポイント/知的好奇心旺盛なところ。他競技のトレーニングにも興味津々で、体の使い方、鍛え方をよく知っている。■活躍の場/本人も自覚しているが、世界で戦うにはまだまだ上半身が弱い。さらに上積みを。

久保弘毅

ハンドボール選手紹介-6 日本男子代表#10 小室大地(大崎電気)

小室大地
小室大地

日本男子代表#10 小室大地(大崎電気)

藤代紫水高―日本体育大 27歳 189cm 100kg 右利き ポスト

■どんな選手?/大きくて強くて器用なポスト。足は飛び抜けて速くないけど、飛び出しのタイミングがいいので、速攻では先頭を走る。シュートバリエーションも豊富で、駆け引きの道具は持っている。以前はせっかくノーマークになったのに、GKにドカーンと当ててしまうシュートが多かったが、近年は改善傾向にある。

■鑑賞ポイント/ライン際でノーマークになる動き。意外と動けるから、完全にフリーになってボールをもらうことが多い。

■活躍の場/優しい気持ちの裏返しなのか、たまに頭に血がのぼってしまうことがあります。ディフェンスで前のめりになりすぎたり、判定に激昂したり。いい人なのはわかっているので、感情のコントロールを。

久保弘毅