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ハンドボール選手紹介-15 日本男子代表#29 東江雄斗(大同特殊鋼)

東江雄斗
東江雄斗

日本男子代表#29 東江雄斗(大同特殊鋼) 興南高―早稲田大 22歳 184cm82kg 右利き センター・左バック

■どんな選手?/1993年度生まれの中では最高の選手。すべてのツールを兼ね備えている。兄の太輝(湧永製薬)は沖縄らしいトリッキーな技を多く持っているが、弟の雄斗は意外とオーソドックス。今年1月のアジア選手権では追加招集され、センターのバックアップでいい働きを見せた。しかし内定選手として出場したプレーオフでは、痛いパスミスもあった。

■観賞ポイント/総合点の高さ。ハンドボールIQが高いので、ロングが打てるセンターになれる可能性を秘めている。

■活躍の場/日本リーグレベルで見ても、まだフィジカルが足りない。フィジカルがつけば、国際大会でも間を割って新たな展開を作れる。2枚目を守れるディフェンス力も必須。

久保弘毅

ハンドボール選手紹介-14 日本男子代表#26 久保侑生(大同特殊鋼)

久保侑生
久保侑生

日本男子代表#26 久保侑生(大同特殊鋼) 大分国際情報高―筑波大 28歳 186cm80kg 右利き GK

■どんな選手?/爆発力のあるGK。局地的な活躍という点では、甲斐昭人(トヨタ車体)、木村昌丈(大崎電気)をも上回る。日本リーグの阻止率は平均よりちょい上ぐらいでも、大事な試合でのインパクトは強烈。長い腕を頭の上からだらんと垂らして、時にはサイドシュートに対して極端にしゃがみ込むなど、多彩な動きを見せる。甘いマスクのせいか、以前は当たらない時の脆さが目立っていたが、近年はたくましくなった。

■観賞ポイント/場を支配する大当たり。立て続けに阻止して、流れを根こそぎ持っていく。

■活躍の場/課題は安定感。たまに当たらない日があるのがもったいない。GKは互いに支え合うポジションとはいえ、最低限のコンスタントさを。

久保弘毅

ハンドボール選手紹介-13 日本男子代表#25 元木博紀(大崎電気)

元木博紀
元木博紀

日本男子代表#25 元木博紀(大崎電気) 藤代紫水高―日本体育大 24歳 182cm78kg 左利き 右バック・右サイド

■どんな選手?/スピードとテクニックがある左腕。サイズゆえに「将来は右サイドで」と言われがちだが、プレースタイルはバックプレーヤー。上から打ち込むタイプではなくても、ディフェンスとかぶりながらのブラインドシュートで会場を沸かせる。ここまで順調に出世コースを歩んできたが、1月のアジア選手権では徳田新之助(筑波大)にポジションを奪われた。ここからが踏ん張りどころ。

■観賞ポイント/元木と言えば、ブラインドシュート。2次速攻で腕をしならせ、引っ張りまで持ってくる。ノーマークよりも高確率?

■活躍の場/2枚目を守れる強さがつけば、黙っていても出番は増える。藤代紫水OBだから、フィジカルの素養はあるはず。

久保弘毅

ハンドボール選手紹介-12 日本男子代表#24 信太弘樹(大崎電気)

信太弘樹
信太弘樹

日本男子代表#24 信太弘樹(大崎電気)
藤代紫水高―日本体育大 26歳 188cm85kg 右利き 左バック

■どんな選手?/日本のエースになってほしい人物。20歳から代表入りし、大学では1人だけ大人のようなシュートを打っていた。ボールをもらう前にずれた位置を取り、無理なくシュートを打ち込む姿に、多くの人が夢を見た。しかしエゴを見せないプレースタイルが裏目に出たのか、またここ1~2年は細かいケガもあり、代表で圧倒的な存在感を示せていない。アジア選手権では主将を務めながら、ケガを抱えていたこともあり、出場時間は控えめだった。

■観賞ポイント/プレーオフでは久しぶりにエースらしさを見せてくれた。無駄打ちせずに、高確率で決めるのが信太の持ち味。

■活躍の場/パスコースは見えているので、シュートを決め切る強さを。

久保弘毅

ハンドボール選手紹介-11 日本男子代表#21 甲斐昭人(トヨタ車体)

 

甲斐昭人
甲斐昭人

日本男子代表#21 甲斐昭人(トヨタ車体)
小林工業―日本体育大 29歳 184cm90kg右利き GK

■どんな選手?/総合点の非常に高いGK。中型で運動能力があり、スローイングも素晴らしい。すべてのツールを兼ね備えていた日本最高の守護神・橋本行弘(元Honda)に最も近い男と言われている。爆発的なキーピングは国内で実証済み。しかし国際試合になると、日本リーグの時のような支配力を発揮できずに苦しんでいる。高校時代の恩師でもある北林健治GKコーチとの二人三脚で、一皮むける日がくるか。

■観賞ポイント/場を支配するスーパーセーブ。平均点が高く、それでいて強烈なインパクトを残せる。

■活躍の場/シュートを決められた時に「ゴメン」だけで済ませず、言葉でディフェンスを修正できれば、ワールドクラスのGKになれる。

久保弘毅