「選手紹介」カテゴリーアーカイブ

ハンドボール選手紹介-37 日本女子代表#24原希美(三重バイオレットアイリス)

原希美
原希美

#24原希美(三重バイオレットアイリス)
宮崎学園高―日本体育大 25歳 170cm68kg 右利き 左バック・右バック・センター・ポスト

■どんな選手?/どんな時でも体を張ってプレーする。生まれついてのファイターで、肉弾戦は得意中の得意。ゴリゴリとアウトスペースを割ったり、真ん中の守りで大型選手を受け止めたり、攻守に強さを発揮する。若返った日本代表のキャプテンを任されたり、所属の三重では不慣れなセンターでプレーしたりとオーバーワーク気味ではあるが、すべては期待の裏返しと受け止めて、プレーの幅を広げたい。

■観賞ポイント/ルーズボールに真っ先に飛び込み、どんなに苦しくてもシュートを打ち続ける。本物の闘争心の持ち主。

■活躍の場/攻守両面で代表を背負ってきた東濱裕子(オムロン)の後継者に。周りを利用するコツをつかめば、もっと楽になれる。

久保弘毅

ハンドボール選手紹介-36 日本女子代表#21相澤莉乃(オムロン)

相澤莉乃
相澤莉乃

#21相澤莉乃(オムロン)
横浜南陵高―東海大 26歳 161cm59kg 左利き 右サイド

■どんな選手?/攻撃型の右サイド。ディフェンス力が足りないために、オムロンでは2番手に甘んじているが、シュートのインパクトという点では池原綾香(三重)を上回る。多少のポカはあるものの、歯切れのいいシュートは魅力的。途中出場にも動じない度胸のよさもあるので、短時間で効果的に点を取る役目に適している。

■観賞ポイント/えぐいシュート力。右サイドから飛び込み、GKを動かしてから近めに打ち込む。縦振りでギュンと腕を振る鋭さは、他の選手にはない大きな武器。

■活躍の場/世界最終予選でのパスカットはいい意味で予想外だった。各チームのレギュラーが集まる日本代表だから、短時間で仕事ができる相澤のような存在は貴重。

久保弘毅

ハンドボール選手紹介-35 日本女子代表#19池原綾香(三重バイオレットアイリス)

池原綾香
池原綾香

#19池原綾香(三重バイオレットアイリス)
那覇西高―日本体育大 25歳 157cm53kg 左利き 右サイド

■どんな選手?/ビジュアルに優れた右サイド。典型的な沖縄美人でファンも多い。的確な状況判断が一番の武器で、沖縄出身者特有の奇をてらった感じがまったくない。非常にハンドボールIQが高く、間違いのないプレーを選択できる。以前はここ一番で決め切れない弱さが見られたが、3月の世界最終予選では元キャプテンの本多恵(元ソニー)の穴を埋めて大活躍。角度のないところからでも強気で打てるようになるなど進境著しい。

■観賞ポイント/「自分から仕掛けるサイドになりたい」と宣言。1対1やステップシュートに回り込みのミドルなど、攻撃の幅を増やそうと努力している。

■活躍の場/巧さに加えて凄みが出てくれば、世界でも戦える。

久保弘毅

ハンドボール選手紹介-34 日本女子代表#18田邉夕貴(北國銀行)

 

田邉夕貴
田邉夕貴

#18田邉夕貴(北國銀行に復帰予定)

洛北高―大阪体育大―北國銀行―ハンガリー・フェヘールバール 27歳 170cm●kg 右利き 左サイド

 

■どんな選手?/長身の左サイド。学生時代から海外志向が強く、ハンガリーでもプレーした。今季から北國銀行に復帰予定。大きくても脚力があり、2枚目、3枚目を守れる力があるので、日本代表のスケールアップには欠かせない。おとなしそうに見えて意外な適応能力があり、海外での暮らしを楽しんでいたという。芯の強さがプレーにも出てくれば、ひと皮むけるはず。

■観賞ポイント/真ん中を守れるディフェンス力。ここをもっとアピールできれば、商品価値が高くなる。

■活躍の場/流れに乗っている時はいいが、勝負の節目になると、シュートの選択が若干弱気になる傾向がある。そこで強く打ち切れるかどうか。技術はあるので、あとは精神面。

久保弘毅

ハンドボール選手紹介-33 日本女子代表#16白石さと(オムロン) 四天王寺高

白石さと
白石さと

#16白石さと(オムロン)
四天王寺高―東京女子体育大 23歳 175cm74kg 右利き GK

■どんな選手?/愉快な若手有望株。日本の若いGKの中で最も爆発力と将来性があると言われている。栗山雅倫監督の時代から、将来に備えて「研修枠」で代表入り。世界の空気を肌で感じながら育っている。多少の荒々しさでさえも伸びしろに思えるような、ダイナミックなキーピングが特徴。運動能力も高く、見栄えがいい。四天王寺高出身者らしく、チームのお笑い担当でもある。

■観賞ポイント/国際仕様なキーピング。高校時代もユース日本代表に選ばれて活躍するも、国内のシュートとタイミングが合わなくなり、インターハイでは控えになっている。国際試合に強いタイプか。

■活躍の場/代表の前に、まずはオムロンで正GKの座を確保すること。

久保弘毅