人類が月に初めて到達してから、50年近く経ちますが、科学の発展は留まるところを知りません。
ハンドボールシューズも数十年前のものと比べると格段の進歩を遂げています。昔のハンドボールシューズは体育館履きに似ていました。
これは、主にかかと部分のクッションが追加されたことが見た目に反映されているからです。
では、これから先、ハンドボールシューズはどう変わっていくのでしょうか。
一つは製法というか、シューズの開発手法が変わることが予測されています。
3Dプリンタという言葉は聞いたことがあっても、あまり一般には未だなじみのないものが、ここ何年かで急速に普及してきました。
これは一言でいえば、コンピュータ上でデザインしたものを、手に触れるモノ、にしてくる技術です。
これまでは、設計図を作ると、その設計図にそって職人さんが、形を作り、実際のデザインを確認していました。
今後は、職人の手を煩わせることなく、簡単にデザインを手に取って確認することができるようになります。
このことは、シューズの開発に大きな影響を及ぼす可能性があります。
実際に、ナイキが2016年から3Dプリンタを利用して製造した靴を発売すると発表しており、今後の展開が楽しみです。
そしてもう一つが、電子ペーパーによってハンドボールシューズも大きく変わる可能性があります。
電子ペーパーとは、電気を通すことで発光する紙のように薄い膜のことです。
この電子ペーパーには、様々な模様、デザインを映し出すことができるのですが、これがスニーカーの表面を覆っているものが既に発売されています(ShiftWearというものです)。
この技術の素晴らしいところは、電子ペーパーにより、シューズのデザインをスマホから変更することができる、というところです。
この先、どんなハンドボールシューズが開発されるのか、待ち遠しいものですね。