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ハンドボール女子の世界最終予選は3月18日から

・オランダ、フランス、チュニジアとの戦い
 リオ五輪の出場権をかけて、日本代表女子は18日から世界最終予選を戦っています。オランダ、フランス、チュニジアとの4ヶ国で総当たりのリーグ戦を行い、上位2ヶ国がリオ五輪に出場します。

 日本の初戦の相手はチュニジア。昨年12月の世界選手権では快勝している相手です。この時は日本のオープンディフェンスが機能して、守って速攻に持ち込めました。しかし油断は禁物。勢いに乗ると怖いチームなので、相手に流れを渡さないよう、守り勝つことが大事になってきます。

 2戦目の相手は世界選手権銀メダルのオランダ。年齢的にも脂の乗ったメンバーが、組織的に得点を重ねてくる印象があります。セットオフェンスが粘り強いので、そう簡単には崩れません。日本の苦戦が予想されますが、2勝1敗の三つ巴になって得失点差で順位が決まる可能性もあるので、なるべくロースコアに持ち込みたいところです。

 最終戦は開催地フランスとの対戦。世界選手権では7位に終わりましたが、本来であればメダル級の実力を持っている国です。好不調の波が激しく、はまった時の爆発力は鮮やかだけど、セットオフェンスが淡泊になって得点が停滞する時もあります。日本が得意のオープンディフェンスで圧力をかけて、バックプレーヤーの単発のシュートに持ち込めば、勝機はあります。

 日本の女子にとってフランスは、目の前に立ちはだかる大きな壁。2012年の世界最終予選でも対戦しましたし、2013年の世界選手権でも対戦しています。今回の組み合わせが決まった時も、選手から「またフランスと?」といった声も聞かれました。ちなみに2013年の世界選手権では、後半途中まで接戦を演じながら、守りの要・永田しおり(オムロン)が3度目の退場で失格になった影響もあり、終盤に10連続失点を許してしまいました。後半の苦しい時間帯を退場者なしで守りきれるかが、ポイントになるでしょう。

 40年ぶりの五輪出場へ向けて、最後の戦いに挑むおりひめジャパンに、熱い声援をお願いします。

久保弘毅
永田_1675

2013年 世界女子ハンドボール選手権


2013年12月6日から22日迄セルビアにて 世界女子ハンドボール選手権が開催されます。
http://www.serbia2013.com/
参加は24カ国で以下の通りです。
Aグループ ベオグラード
モンテネグロ
オランダ
フランス
韓国
コンゴ民主共和国
ドミニカ共和国
Bグループ ニシュ
デンマーク
ブラジル
セルビア
中 国
日 本
アルジェリア
Cグループ ズレニャニン
ノルウェー
ポーランド
アンゴラ
スペイン
アルゼンチン
パラグアイ
Dグループ ノビ・サド
ハンガリー
ドイツ
ルーマニア
チェコ
チュニジア
オーストラリア

世界女子ハンドボール選手権2011

世界女子ハンドボール選手権2011
2011年12月2日から12月18日までブラジルで世界女子ハンドボール選手権が行われます。
日本はグループCで戦います。
グループA
ノルウェー
モンテネグロ
アンゴラ
ドイツ
中国
アイスランド 
グループB
ロシア
カザフスタン
オランダ
韓国
スペイン
オーストラリア
グループC
日本
ルーマニア
フランス
ブラジル
チュニジア
キューバ
グループD
スウェーデン
デンマーク
クロアチア
アルゼンチン
コートジボワール
ウルグアイ
上位4チームが決勝トーナメントに進みます。