通算1400得点

sonyソニーセミコンダクタ メンバー
(日本ハンドボールリーグHPより)

日本ハンドボールリーグの第7週も、男子はお休みで、女子の3試合が行われました。

女王こと北國銀行は三重バイオレットアイリス相手に、30-17と貫録勝ち。点差も開きましたが、バイオレットアイリスのミスよりも、北國銀行の強さが目立った一戦でした。

今シーズン2連勝と好スタートを切った広島メイプルレッズと、オムロンとの1戦、広島にとっては地元開幕戦となりましたが、終始オムロンにペースを握られ続け、14-22と惜しくも敗れる結果となっています。

さて、残りの一試合は、ソニーセミコンダクタとHC名古屋の1戦です。試合は26-13と得点差はついたものの、試合内容としては互角の時間帯も長く、好ゲームでした。
この試合、ある意味、勝負よりも注目を集めたのが、ソニーの田中美音子選手です。
前半18分、この試合2点目を決めたことで、リーグ通算1400得点となったためです。

田中選手は決して体格に恵まれた選手ではありませんが、長年にわたって日本女子ハンドボールを引っ張ってこられた、生けるレジェンドです。
リーグでは、当初所属していた大和銀行が1部と2部を行ったり来たり、その後はチームが廃部してデンマークのリーグでプレーしたり、決して恵まれたチームで戦ってこられたわけでもありません。
2008年には出産も経験され、産休されていた時期もあります。
そんな中での1400得点。これがどれくらいすごいことなのかは、通算得点の第2位の選手というのが900点弱であることからも分かります。

田中選手はリオオリンピックを目指すおりひめジャパンのメンバーにも7年振りに選出されています。
今後、どこまで得点を伸ばされるのか、ソニーファンならずとも、ハンドボールファンが見守っています。