
「Badenって、どこのブランド?」。初めて名前を見たとき、そう思う人は多いはずです。Baden Sportsは米国で始まったスポーツ用品会社ですが、いまはドイツのバスケットボールをきっかけに、日本でも名前を見かける機会が増えそうな位置にいます。ここでは、会社の来歴から、uhlsportとの関係、そして日本で次に確認したい情報までを一続きで見ていきます。
出発点は、米国ワシントン州
Baden Sportsは1979年創業で、ワシントン州ケントにある3世代続く家族経営のスポーツ用品会社です。
Baden公式の会社紹介では、創業者E.C. Schindlerと息子Michaelが、当時のボール品質に満足できず、製造の細部を学び、テストを重ねて製品づくりを始めたと説明しています。最初の大きな革新として公式が挙げるのは女性用サイズのバスケットボールで、Badenの説明では1984年にNCAAが採用しました。創業年だけを見ると長い歴史ですが、会社の説明を読むと、出発点は大きな宣伝ではなく、ボールをどう作るかという小さな改善の積み重ねだったことが伝わります。
公式HPで分かる、意外な守備範囲
Badenの公式HPを開くと、バスケットボールだけが並んでいるわけではありません。公式トップにはバスケットボール、バレーボール、野球、ソフトボール、サッカー、フットボール、ピックルボールなどの入口があります。
そのため、Badenというブランド名だけで商品を決めるより、まず競技を選び、屋内・屋外などの用途表示を確認してから個別ページへ進む方が読み違いを減らせます。日本でバスケットボール用品を探すときは、neckar.jpのバスケットボール用品ページも、競技用品を見比べる入口になります。
uhlsportは、Badenの所有会社ではない
uhlsport GmbHは2023年からBaden Sportsの欧州独占販売代理店です。
ここは少し混同しやすいところです。Baden Sportsそのものがドイツ企業になったという意味ではなく、米国のBadenを欧州で販売する窓口をuhlsportが担っている、と読むと関係が分かりやすくなります。uhlsport groupの本拠地はドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州バリンゲンにあります。
つまり、米国生まれのブランドにドイツ側の流通拠点が加わった、という構図です。Badenの名前をドイツで聞く理由は、ブランドの本拠地が移ったからではなく、販売と競技の接点がドイツにできたからだと考えると整理しやすいでしょう。
ドイツでの転機はeasyCredit BBL
easyCredit BBLは2024年7月4日、Baden Sportsが2024/25シーズンから公式試合球を独占的に提供すると発表しました。
発表では、uhlsport GmbHとの契約は4年で、公式球はSpaldingからBadenへ切り替わると説明されています。これは、海外のスポーツ用品会社がドイツで名前を広げるとき、販売ページだけでなくリーグとの接点が大きな役割を持つことを示す出来事です。少なくとも公式発表からは、Badenが米国のブランドとして紹介されるだけでなく、ドイツの競技環境の中で扱われる段階へ進んだことが読み取れます。
日本では、発売を予想するより公式ページを追う
Baden公式のInternational Distributorsページを2026年8月3日に確認したところ、欧州の窓口はUhlsportと記載されていますが、表示された地域一覧に日本は載っていません。
ただし、この表示だけで「日本では買えない」「日本発売はない」と決めることはできません。並行輸入やチーム単位の取り扱いまで、この一覧だけで判断することはできないからです。現時点で価格や在庫、発売予定を推測するより、次のページに新しい案内が出るかを確認する方が確実です。
- Baden公式 International Distributors:日本向け窓口が追加されるか。
- uhlsportのBadenページ:欧州での販売案内が更新されるか。
- easyCredit BBLのニュース:公式球やパートナーに新しい発表が出るか。
- Baden公式HP:日本向けの案内が示されるか。
Badenは、米国で積み上げてきた歴史に、uhlsportの欧州販売とドイツリーグでの公式球採用が重なり、いま輪郭が見えやすくなっているブランドです。日本での次の動きは、期待だけで先回りせず、公式ページに出た情報を一つずつ確認していくのがよさそうです。