ハンドボールとサッカーの意外な関係

ハンドボールは手を使ってもいいサッカーと思っていれば、初めて試合を楽しむには十分です。
でも、ハンドボールとサッカーはもっと深いところでお互いに影響していることを知ると、ハンドボールファンもサッカーファンももっと楽しめるのではないかと思います。

ハンドボールとサッカーの意外な関係
ハンドボールとサッカーの意外な関係

そのハンドボールとサッカーの共通点は、ゴールにボールが入ると1点、というところです。
ゴールにボールを入れるための戦術は、サッカーよりもハンドボールが進んでいると言われることがあります。
例えば、近年のサッカーでは攻守の切り替えが非常に大事な要素になっています。
以 前は守備の選手は守備を担当し、攻撃は攻撃の選手に任せるのが一般的でしたが、現代サッカーではボールを奪われた瞬間に攻撃の選手が守備をする(プレスを かける)こと、あるいは攻撃の際に守備の選手が攻撃に参加すること(オーバーラップや、サイドバックの選手の攻撃参加)、はもはやどのチームでも行ってい る常識であると言えます。
そして、このような戦術はハンドボールの方が遥かに早くから取り入れてきた戦術なのです。

一方で、ハン ドボールがサッカーから取り入れている戦術もあります。近年のスペイン、リーガエスパニョーラのFCバルセロナ(通称バルサ)が流行らせたポゼッション サッカーは攻撃の際に、ボールを確実に保持しつつ、素早いパス回しから守備の隙を狙っていく戦術ですが、このような戦術がハンドボールでも見られるように なっています。

実はこのFCバルセロナ、サッカーチームと合わせて、ハンドボールのチームを持っています。そして、サッカーチームの監督や選手(有名なメッシも!)、ハンドボールの試合をよく観戦していることが知られています。

この先、ハンドボールと、サッカーともに、新しい戦術が生まれ、流行していくことになると思いますが、どちらが影響を受けたものなのか、を見てみるとより両方のスポーツが楽しめるようになるかもしれません。

40年振りの快挙達成!!は・・・

IMG_0572

2015年10月25日、ありひめジャパンことハンドボールの女子日本代表は40年振りのオリンピック出場(リオデジャネイロ五輪出場)を決めることができませんでした。

ハンドボールでは、オリンピックに出場できる国が12ヶ国。
開催国(リオの場合はブラジル)と各大陸の予選を勝ち抜いた国がまずは出場権を得られます。
今回、日本が挑戦したのはアジア予選です。

そのアジア予選は、日本で行われたのですが、参加したのは日本のほか、中国、ウズベキスタン、カザフスタン、韓国の5か国です。
その5か国で総当たりのリーグ戦を行い、優勝したチームがオリンピックへの出場権を得られます。

日本は初戦のウズベキスタンに51-17で圧勝。
第2戦となる中国戦でも前半からリードを奪い、29-19で快勝しました。
続く第3戦のカザフスタン戦は、序盤からリードしていましたが、ミスが重なり、後半は一時、逆転される場面もありました。
しかし、試合終了間際、残り27秒のところで、勝ち越しのゴールを決め、24-23で競り勝ちます。

そして迎えた最終、韓国戦。
韓国もこの試合を全勝を迎え、勝った方がオリンピックに駒を進めることができる大一番でした。
試合は序盤から韓国にリードされると、じりじりと引き離される展開に。そしてそのまま試合終了、結果は21-35の敗戦でした。
あと一歩のところまで来ていたところ、残念な結果となりました。

リオデジャネイロへの道はまだ閉じてしまったわけではありません。
今年12月の世界選手権、来年3月の世界最終予選と、チャンスは残っています。

いずれの大会も、強豪であるヨーロッパの国々が参加してくることから、相当に苦しい戦いが予想されています。
また時間も残されています。
選手の皆さんが万全のコンディションで、全力を尽くせるよう、そしていい結果がついてきてほしいものだと思っています。

ハンドボールを見たことがない方が見る際に知っておきたい3つのルール

EHF Champions League
EHF Champions League

スポーツは何でもそうですが、ルールを知って試合を見ると、楽しさが膨らみます。
ハンドボールはシンプルなスポーツですが、やはりルールを知っているとより楽しめます。
今回はそのルールを3つご紹介したいと思います。

(1)手でボールをゴールに入れると得点になります。得点の多いチームが勝ちです。
ハンドボールは足を使わないサッカーだと言われることがあります。
ゴールはサッカーのゴールと同じような形、大きさは半分くらいです。
このゴールに手を使ってボールを運び、シュートし、ゴールをより多く挙げたチームが勝者となります。1試合で大体両チームで50~70点入ります。

(2)ボールを持って歩けるのは3歩までです。
ハンドボールはリングがゴールになったバスケットボールだと言われることがあります。
ボールを持って動けるのは3歩までです。バスケットボールと同じように地面にボールをついてドリブルすることはできます。
実際には、ハンドボールの試合ではあまりドリブルをする姿は(バスケットボールと違って)見られません。
これは、バスケットのようにボールが弾まないこと、それからパスした方が得点に繋がりやすいためです。

(3)ゴール前にはキーパーしか入れないエリアがあります。
サッカーもバスケットボールも、ゴール(リング)に触ることができますが、ハンドボールはゴール前に半円形の、味方チームのキーパーしか入れないエリアがあります。
このエリア、踏み込むと反則ですが、空中でプレーすることは認められています。
ハンドボールの試合ではジャンプしてシュートするシーンが多く見られますが、その理由の一つはゴールになるべく近づくためにはジャンプするしかない、からなのです。

細かいルールはまだまだたくさんありますが、最初に試合を見るのであればこの3つで十分だと思います。
どちらかのチームを応援して観戦すると、さらに盛り上がること間違いなしです!

5~7日でお届け出来る商品を検索できるように致しました。

いつも有り難うございます。

5~7日でお届け出来る商品を検索できるように致しました。

パソコンからは
http://neckar.jp
左のオレンジ色の 「FAX注文」の下
あるいは
http://neckar.jp/fs/melis/c/search

スマホは
http://neckar.jp/
ページ上部の「今週のオススメ商品」の少し上2015-11-01 10.27.41

 

今後ともよろしくお願い致します。

「ムササビ」と「織り姫」の不思議な繋がり

木から木へと、紙飛行機のように飛び移るムササビ。
山の中や、森林など木が多い場所では日本全国に生息していて、子供たちにも人気のある動物の一つです。

そして、1年に一度、七夕の日にだけ、彦星と会うことができるおりひめ。
こちらも日本人なら知らない人はいないであろう有名な伝説です。

この日本人にはなじみの深いムササビと織り姫、実は意外な接点があります。
と言っても、七夕の話でムササビが出てきたっけ?と記憶をたどっても答えにはたどり着きません。

少し回り道をしますが、侍ジャパンを覚えていますか?
そう、野球(男子)の日本代表チームの愛称です。
また、女子サッカーの日本代表、なでしこジャパンが前回のワールドカップの決勝で惜しくも敗れましたが、健闘を称える声を覚えておられるかもしれません。
日本代表チームに愛称がつくのは最近、よく見られます。
バレーボール女子の火の鳥NIPPONなんかも、よく知られているのではないかと思います。

さて、ムササビと織り姫、この二つの接点はハンドボールです。
ハンドボールの日本代表の愛称は、男子がむささびジャパン、女子がおりひめジャパンなんです。

むささびは、シュートする際の、足を開いてジャンプしている姿が似ているので、なるほどな、って思いますよね。
おりひめの方は、ハンドボールの試合の人数が7人であることにちなんで、名づけられています。

むささびとおりひめが活躍して、海外の人が知っている日本語に加わる、そんな日がいつか来るかもしれませんね。

ドイツより meine Lieblingssachen